日本が誇るショーファードリブンカー、トヨタ・センチュリー。この最高級車が今、新たな側面を見せている。“ドライバーズセンチュリー”、言わずとしれたTOM'Sがカスタマイズしたコンプリートカーだ。その足元にはなんとBBSホイールが。今回はTOM'Sの軌跡とセンチュリーを通して、プロから見たBBSの魅力を紹介していく。
※ショーファードリブンカー=専門の運転手が運転する高級車

ショーファーからドライバーズセンチュリーへ

お抱えの運転手がステアリングを握り、オーナーは後部座席でゆったり……これがこれまでのショーファーカーである。しかし、ロールスやベントレーにもスポーツモデルが増えてきたように時代はショーファーカーにドライビングを求めている(しかも相当過激な……)。
※専門の運転手が運転する高級車

新型センチュリーもご多分に漏れず、優雅な外見からは思いもよらないような一面を持つ。先代のGZG50型は、V型12気筒5.0Lエンジンで280PS(206kW)と比較的大人しい仕様だったが、新型センチュリーはLS600Hに搭載されたエンジン・モーターを専用にリファイン。V型8気筒5.0Lエンジン+高出力モーターとなり、システム最高出力431PS(317kW)という先代を大きく上回るパワーを得た。

TOM'Sにとっては、カスタマイズするベースとしてこれ以上ない商材である。ショーファーとしての本分は残しつつ、ドライビング方向に進めたらどんな表情を見せるのか?

前置きはこのくらいにして、さっそくTOM'Sセンチュリーの詳細を見ていこう。

画像: TOM'S CENTURY

TOM'S CENTURY

TOM’S CENTURY
●車両型式:6AA-UWG60-AEXGH
●全長×全幅×全高(車両):5375×1930×1505mm
●全長×全幅×全高(室内):2165×1605×1185mm
●ホイールベース:3090mm
●エンジン型式:2UR-FSE
●総排気量:V8 5.0L
●最高出力:381ps/6200rpm
●最大トルク: 510Nm/4000rpm
●システム最高出力:431ps
●車両本体価格(税別):28,160,000円

オプション【合計オプション(税別):1,168,800円】
●アルミホイール:BBS RZ-D(Fr:8.5J x 19+35/Rr:8.5J x 19+18)856,000円
●タイヤ:BRIDGESTONE REGNO GR Ⅶ(245/45R 19)212,800円
●ステアリング張り替え(2色まで選択可能): 100,000円

TOM'S CENTURY

TOM'Sセンチュリーのフロントはすべて専用設計で、カナード風のバンパー周りは、スポーティな見た目を得るだけでなくダウンフォースもしっかり確保。

ドレスアップはもちろんのこと、走行安定性を確保するためにトランクスポイラーを配置。アンダー部は、サイドからの繋がりを意識した美しく流れるようなデザインに。TOM'Sらしく、あえてエキゾーストを見せるデザインにすることで、よりスポーツテイストを高めている。

内装は最高級ナッパレザーをふんだんに仕様

ドライバーズセンチュリーを求める若い世代を意識し欧州車テイストに変更された内装は、ドアトリムからシートに至るまで、最高級ナッパレザーに張り替えている。

足回りを固めるのはBBSホイール&ブリヂストン レグノ

足回りを固めるのは、BBSの超超ジュラルミン鍛造ホイール 「RZ-D」とBRIDGESTONE REGNO GR Ⅶ(245/45R 19)の組み合わせ。

ノーマルモデルのセンチュリーの乗り心地を「突き上げのないフワッとした、まるで空飛ぶ絨毯のよう」と表現する神山さんだが、この足回りに替えたことでどのような変化があったのか?

「標準タイヤ&ホイールの組み合わせではアンジュレーションを超えたときに、ドタドタ感が少し遅れてやってくる感じでした。これが、RZ-DとREGNO GR Ⅶの組み合わせに替えたことでバネ下が軽くなり、非常に滑らかになった印象です。元々センチュリーの走行性能は高くドライバーの入力に即座に動いてくれるのですが、これがより鋭くなり、ステアリングを握るのがさらに楽しくなっています」

画像: 足回りを固めるのはBBSホイール&ブリヂストン レグノ

もちろん走行性だけでなく、センチュリーという超高級車に見合ったものを、という思惑もある。しかしただ高価なだけでなく、性能もトップレベルである、ということが今回の装着理由だ。

限定36台というTOM'Sセンチュリー。気になる方はぜひTOM'Sに問い合わせのうえ、実車を見に足を運んでみてほしい。

TOM'SにとってのBBSホイール

TOM'Sはレーシングチーム、チューナーとしてさまざまなホイールに触れてきた。そうした経験も踏まえて、今回はTOM'Sが感じているBBSホイールへの印象を忌憚なくお話いただいた。

画像: BBSは昔も今も憧れの存在、と語る神山さん

BBSは昔も今も憧れの存在、と語る神山さん

「個人的な話で恐縮ですが……18歳で免許を取って以来ずっと憧れ続けているのがBBSの鍛造ホイールなんです。もちろん僕もクルマ業界に入ってから素晴らしいホイールをたくさん見てきました。それぞれ特長があってTOM'Sとしてもシーン毎にいろいろなホイールを選択しています。ただ、鍛造技術をはじめ、軽さや剛性のバランスがいつだってスペシャルなのはBBSなんですね」

実際、TOYOTA GAZOO Racing with TOM'Sが手がけるLEXUS RC FではBBSホイールを採用。ニュルブルクリンクへの挑戦を支え続けている。

「ホイールのテストをするときにドライバーからのコメントをもらうんですが、そのときに常にトップ評価なのがBBSです。最前線でそうした声があがるところがBBSのすごいところですね」

トップ オブ トヨタだからこそトップ オブ ホイールを

TOM'Sファンはお気づきかもしれないが、オートサロンにてTOM'Sセンチュリーをお披露目したときは別のホイールが装着されていた。市販する際にBBSホイールに変更されたわけだが、その理由とはなんだろう?

「GRMNのセンチュリーがBBSホイールを履いていたんです。見た目も方向性も違うTOM'S センチュリーですから、同じホイールはちょっと……と替えたんですね(笑)。ただ、ショーカーとしてのインパクトはあったんですが、実際に市販するとき『トップ オブ トヨタ、しかも最高級のセンチュリーには、やはりトップ オブ ホイールのBBSだろう』と考え直したんです。最高のモノには最高のものを。これがTOM'Sの最終結論です」

画像1: トップ オブ トヨタだからこそトップ オブ ホイールを

神山さんはこう続ける。

「僕はクルマ業界に携わるようになって30数年経ちます。エンジニアやメカニック、ドライバーに至るまで業界の中にいるといろんな話が耳に入ってくるんですが、BBSのホイールに関しては絶賛の声しか聞こえてこない。僕自身18歳のときに抱いた憧れをずっと今も持ち続けています。長年トップに立ち続けるBBSはすごい存在だと思います」

レースとチューナーの両輪でいくことを決意し、常に最前線を走ってきたTOM'S。最高のパーツを集め最高の1台を作る。レーシングカーもコンプリートカーも妥協なく最高のモノを作りたい──。

TOM'Sの想いは、BBSが一貫して持ち続けているCRAFTSMANSHIPに通ずるものがある。常に進化を続けるTOM'SとBBS、今後も両者から目が離せない。

画像2: トップ オブ トヨタだからこそトップ オブ ホイールを
所在地東京都世田谷区等々力6-13-10
TEL03-3704-6191
公式サイトhttps://www.tomsracing.co.jp/
オンラインショップhttps://www.tomsracing.co.jp/onlineshop/
【TOM'S(トムス)本店】

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