いよいよ大会スタート!dino.networkチームは…?
25台のカートがスタートラインに配置され、ヘルメットを被った女性ドライバーがそれぞれのカートに乗車。dino.network(モーターマガジン枠)チームは、26番のカートとなった。
本大会は、60分間の耐久レースの中で、1チーム何周したか周回数の多い順よりランキングが発表される形式。今回2名にて参加したため、15分間毎に交代を行うことにした。
ちなみに、ドライバー交代のタイミングは、チームで決めることができるため、本格的なレースでは走行時間の配分や人数などもレース運びに重要な鍵となるようだ。
筆者とチームメイトは、15分間走行したことがなかったため、とにかく60分間完走することを目標にレースに臨んだ。
さて。いよいよ、本番。いざ、スタート!!
先行はチームメイトが走行。25台ものカートの中で落ち着きながら走行し、順位は21番という快走を見せた。新東京サーキットのコースにはカーブが8箇所あるのだが、ターンも確実にこなしていた。その姿を心の中で応援しながら「自分も落ち着いて頑張ろう」と励まされた。
レースの途中、スピンをしてしまうカートもいくつかあったが、すぐにスタッフが駆けつけてサポートしてくれるため安心だ。
15分間は意外とあっという間で、すぐに筆者の出番となった。あと1分の交代ということで、ピットサインを出す。
待ち時間はかなり緊張していたが、グローブとヘルメットを着用すると不思議と身が引き締まり、レースへの気持ちに切り替えることができた。
講習でのルールを守りながら、ピットエリアへ移動。スタッフの方もわかりやすく誘導してくれるため、スムーズに交代することができた。
コースに出てハンドルを切るとやはり気持ちが良い。車の運転とは全く違ったスピードの体感と、何より肌で風を感じることができるのがカートの魅力だ。
実は、筆者は普段車の運転をあまりしないのだが、この楽しさと開放感故に自信を持って走行している自分に気付いた。
ストレートもカーブもそれぞれ面白さがあり、周を重ねるごとに気づきや発見がある点も興味深かった。カーブは遠心力がかかり、少しでも加速してしまうとスピンしてしまいそうになる。走行中のコース取りも重要だということが段々と理解することができた。
慣れてきたこともあり、勝負ごととなるとつい熱が入ってしまいがちな筆者であったが、熱くなりすぎず程よい緊張感の中で走行することができた。
再びチームメイトにバトンタッチ。カートを降り、ヘルメットを外す。身体に余韻が残り、心地良い疲労感が感じられた。
我々チームは一人2回ずつ走行していたが、チームによっては何度もドライバーを交代しているチームもあった。記録を目指し、それぞれのチームにて策を講じられるのが面白い、と思った。
最終チェンジとなり、筆者に交代。2回目ということもあり、2度ほどスピンしてしまう箇所もあったが、走ることが純粋に楽しいため、気を落とすことなく「また走り出そう」と思うのだから不思議だった。
次第に抜きつ、抜かれつの接戦も楽しむことができ、“カートに乗る”だけでなく“レースを楽しむ”という気持ちに変わっていったのが感じられた。
そして、60分間の耐久レースを無事に完走!
ピットエリアにはスタッフ、参加者が揃い拍手で迎えられ、それがなんとも嬉しく達成感のある瞬間だった。
その後は昼食タイムを取り、表彰式が行われた。
dino.networkチームの順位は23番(42周)と初挑戦ながらも大健闘であった。1位のチームは2チームあり、57周という記録。抽選により景品のプレゼント、さらにレーシングスーツが贈られた。
その他にも参加賞のお土産や、当日出店していたシンガポール発祥の小籠包と餃子の専門店 京華(ジンホア)の餃子などが振る舞われるなど、サービスも充実。終始賑やかな表彰式であった。
初心者にもオススメ
“非日常体験”をマドンナカートでぜひ
今回、マドンナカートにチャレンジしてみて、日常生活では味わうことのない興奮と開放感を得ることができた。
はじめはうまく運転できるか、完走できるのか不安だったが、いざカートに乗ってみるとその開放感と楽しさ故に不思議と自信が湧き、自動車の運転とはまた違った面白さにハマり、すっかりカートに夢中になっていた。
久しぶりの屋外イベントは開放的でとても楽しかった。マスク越しではあるが、屋外の風を感じることができ、心身共にとてもリフレッシュになった。また機会があればぜひ参加したい。そしてカート初心者の女性もぜひ参加していただきたい。
また、男女どちらもで参加可能な4時間耐久レース『M4』も開催している。レース体験に興味のある方はぜひチャレンジを。