Netflixで大人気のSFホラー『ストレンジャー・シングス 未知の世界 』は、現在シーズン3まで公開、シーズン4の製作が進んでいる。1980年代の田舎町を舞台に、行方不明の少年、強い友情で結ばれたいじめられっ子たちと、淡くせつない恋心など、「スタンド・バイ・ミー」を彷彿させるさまざまなエピソードが織り込まれた、幅広い世代に受け入れられるであろう良作だ。

シーズン1を一気観賞〜シーズン4も公開そろそろ?

と、言ってもシーズン1は全8話。しかも1話だいたい数十分だから、モバイルを駆使しながら隙間時間で観賞してしまえば、すぐに見終わることができる。

ゴッサム』と違って8-9話/シーズンなのも助かる。今から見始めてもあっという間に追いつけるだろう。

冒頭に書いたように、本作は1980年代の架空の町ホーキンスを舞台としたSFホラー。町の外れにある政府系の研究機関(ラボ)では、対ソ連の武器として超能力者(まるでX-MENのミュータント)の覚醒実験と育成が行われている。
しかしある能力者の少女の実験中に事故が起き、その結果パラレルワールドへのゲートが開いてしまい、闇の怪物が這い出てしまう。

さらに怪物に遭遇してしまった12歳の少年ウィルが行方不明となり、小さな町は大混乱に陥っていくのである。

ウィルの親友たち、マイク、ダスティン、ルーカスの3人は、大人たちに内緒でウィルの捜索を始めるが、その最中に1人の短髪の少女に出会う。彼女こそはからずもゲートを開ける事故を起こし、ラボから逃げ出した実験対象イレブンなのであった・・・・。
マイクは彼女に(実験対象番号11=)イレブン=elevenからエル(ele)という愛称を与えて、親にも内緒で彼女を庇護するが・・・

「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」などの名作映画やトーキング・ヘッズやデビッド・ボウイなどのロックアーティストなど、80年代のポップカルチャーへのリスペクトがふんだんに表現される本作、心に傷を負いながらも懸命に生きる大人たち、繊細な感受性を抱えながら仲間たちとの強い絆を糧に明るく生きる少年少女たちの、それぞれの想いを丁寧に 細やかに描きながら、謎多き展開を小気味いいテンポで描いている。

まだ観ていない人は、シーズン4が始まる前に一気見しておいた方が良いだろう。

見終わった後に多少の切なさはあっても、爽やかな安心と満足を得られる素敵な作品

本作の一番の見どころは、子供を持つ親の世代、十代後半の多感な時期のティーンエイジャー世代、空想の世界から現実の世界へとデビューし始めた十代になりたての子供たちの、三つの世代が、それぞれの価値観で 生まれて初めて遭遇する悪夢へと立ち向かうところだろう。

大人たちは、まだ嘴の青い少年少女を庇護しなければという義務感や愛情で、時として高圧的な態度をとってしまうが、その実 彼らの自主性の芽生えや確立し始めた人格をリスペクトするべきことも本当は知っており、都度反省したり忸怩たる思いに囚われる。

子供たちもまた、大人たちの叱責や過保護に反発しながらも、それらが自分たちに向けられた愛情によるものであることは理解している。だから、反抗心を過度に暴発させることはない。真の意味で悪意や邪気を隠し持っているのは悪人だけで(彼らとて、当時なら誰でも持っていたであろう共産主義への無闇な敵意や怯えによって動かされているだけで)、暗い裏切りへの渇望や欲望を抱えるような人物は出てこない。

その意味で、本作は大人の側から見ても子供の側から見ても、正しくコントロールされた世界観で作られており、ハラハラドキドキさせられる展開が用意されているものの、安心して見ていられる“明るさ”を持つ、前向きな作品だ。

見ようによってはバッドエンドにもハッピーエンドにも受け取れるエンディングを、メリバ(メリー・バッドエンド)と呼ぶそうだが、長く続くドラマにしても映画にしてもハッピーエンドが僕は好きだ。お金と時間を使って、気分悪くなるのは御免だ、観て良かった、前向きに生きていく力を与えてくれる作品の方がいい、と思っている。

その意味で本作は、爽やかな満足を与えてくれる、とても良い作品だ。誰にでもお勧めできる、太鼓判を押しておこう。

画像: 『ストレンジャー・シングス 未知の世界 』| Netflix  は、「スタンド・バイ・ミー」を彷彿させる

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.