長年勤めてきたテレビ局を辞め、自由な生活を求めてほぼ廃墟化したカフェを借りて住み着いた松ちゃん。
ちょっといい感じだった女性が経営するサーフショップが突然閉店することを聞いて、心穏やかでなくなる・・・。
Mr.Bike BGで大好評連載中の東本昌平先生作『雨はこれから』第54話「乱チキ保安官テラス」より
©東本昌平先生・モーターマガジン社 / デジタル編集 by 楠雅彦@dino.network編集部

気になる女性が夏を待たずに去っていく

連絡があったのは、南からの突風が強い春も終わりの頃だった。サーフショップを閉めるというのだ。

弟と2人で経営していたクミちゃんは、結婚してハワイに住むという。

私はオートバイに跨ってサーフショップに向かった。人気がなくなった店で私を待っていたのは、クミちゃんではなく、クミちゃんの弟だった。

「よ!」と声だけは元気よく、迎えてくれた彼の表情は、笑顔でこそあったが、やはりチカラないものだった。

画像1: 気になる女性が夏を待たずに去っていく
画像2: 気になる女性が夏を待たずに去っていく
画像3: 気になる女性が夏を待たずに去っていく

クミちゃんの結婚にしょげてるわけじゃない。いや、ほんとに

様子を見にサーフショップに赴いた松ちゃんを待っていたのはクミちゃんの弟。

画像1: オトナなら去る者は追わず。だけど寂しさを感じてしまう?
〜東本昌平先生『雨はこれから』第54話「乱チキ保安官テラス」より

寂しげに座っていた彼を見た松ちゃんはポツリとつぶやいた?

  • 始めたものはいつか終わらなければいけない。
    画像2: オトナなら去る者は追わず。だけど寂しさを感じてしまう?
〜東本昌平先生『雨はこれから』第54話「乱チキ保安官テラス」より
  • これから夏だというのに。
    画像3: オトナなら去る者は追わず。だけど寂しさを感じてしまう?
〜東本昌平先生『雨はこれから』第54話「乱チキ保安官テラス」より
  • 始めたものはいつか終わらなければいけない。
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  • これから夏だというのに。
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    16

自分の感覚と季節がズレていく。
歳をとるってそういうことなのかな

画像4: オトナなら去る者は追わず。だけど寂しさを感じてしまう?
〜東本昌平先生『雨はこれから』第54話「乱チキ保安官テラス」より

楠 雅彦|Masahiko Kusunoki
湖のようにラグジュアリーなライフスタイル、風のように自由なワークスタイルに憧れるフリーランスライター。ここ数年の夢はマチュピチュで暮らすこと。

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