自宅に篭ることによる体力低下が気になるなら、セルフトレーニングしよう
COVID-19（新型コロナウイルス感染症）問題のため、緊急事態宣言が日本全国に発せられている。外出自粛を余儀なくされた多くの市民の悩みの種は、やはり運動不足による体力の低下だろう。（もしくは欲求不満）
せっかく感染を免れても、基礎体力が衰えて体調を崩したり、体型を維持できなくなっては元も子もない。とはいえ、いわゆる3密（密閉、密集、密接のこと。仏教でいう三密とは違います）の代名詞的な場所の一つとして、ほとんどのスポーツジムは休業を余儀なくされている状態。
仏教用語。主として密教でいわれ，身密，口密，意密の総称。仏の身体と言葉と心によって行われる3つの行為は，不思議であることから三密と称される。また衆生の身体と言葉と心によって行われる3つの行為も，その隠された本性においては仏の三密と同等であるとされる。
となれば、室内でできる手頃な運動を考えるか、ジョギングに励むことが現実的な解、というところだが（実際、街中では思い思いのスポーツウェアに身を包んで走っている人の姿をよく見かけるわけだが）、なんだかそれも普通すぎてちょっとそそられない、という人も多かろう。
単に運動するだけなら、室内でヨガマットを敷いて腹筋運動や腕立て伏せ（プッシュアップ）に取り組んだり、わずかなデッドスペースで全身運動ができる縄跳び（とはいえ縄跳びはさすがに家の中ではできないか）などもお勧めできるが、どうにかしてオリジナリティを出したい！という方のために、今回僕が是非推したいのがケトルベル（知ってます？）。
他人と違うことを試したい人、もしくは短時間で効率的に効果をあげたいと思う人なら、ぜひ試していただきたいトレーニングだ。
ケトルベルとは？
ケトルベルとは、ケトル（やかん）の形をしたダンベルのこと。その名の通り（見た目通り）、下が平らにして置きやすくした丸い重りに、取っ手がついている。
コイツを（言葉を選ばずにいうと）振り回すことで、筋肉に刺激を与えながら、筋持久力や心肺機能の強化を図る、のがケトルベルトレーニングである。
取っ手を持って振り回す（文字通りに受け取らないでください、力任せに行うわけでもなく、精確なフォームを守ることが大事なことは言うまでもありません） ことで、絶対的な筋力というよりも 瞬発力や筋持久力の向上に役立つトレーニングになっている。
3.6-18Kgで重さを調節できる可変式ケトルベルを購入。
ただ、これを購入したあとで入手したマニュアル本（以下を参照ください）に「重量可変式はお勧めしない」という記述があったため、改めて16Kgの単重量モデルを買い足したところだ。
トレーニングに使用する際、片手で扱う（2個セットで両手に持って扱う）ことが多く、ダンベルと似たような使い方も可能だが、ケトルベルは専用の独特なフォームのトレーニング法があり、動きのバリエーションがダンベルを使ったトレーニングよりも多く、筋トレとカーディオ（有酸素運動）が同時に行えるという利点がある。また、通常のダンベルを使用した場合よりも重心が手から離れているため、筋肉に対し独特な刺激を与えられる。
取っ手があって持ちやすいのと、比較的軽い（一般成年男性なら12-16Kg程度が推奨されている）ので、ジム内での高重量・高負荷トレーニングの用具としてではなく、自宅でできるセルフエクササイズ用ツールとして、数年前に注目を集めた。
元々はロシア発祥のトレーニング用具とのことで、旧ソ連軍の特殊部隊でも採用されていたらしいが、残念ながら最近はあまり見かけることがない。
だから、このケトルベルを紹介したマニュアル本もあまりないし、知名度もかなり低いのが現実だ。
その大きな理由として考えられるのが見栄えの悪さというかトレーニング自体が退屈にみえるところだろうと思う。実際このケトルベルを用いたトレーニングは実に地味で、それこそインスタ映えしないしエモさにも欠ける。
軽重量で手軽なので女性に向いていると思うのだが、見栄えがどうにもよくない（お洒落に見えない）ところが、全国区になれなかった最大の難点なのかもしれないと思う。
Amazonで購入。Kindle版はなく、書籍もこの後は欠品になってます
