クーデターが発生し超好戦的な態度をとり続けるロシア。矢面に立たされた攻撃型米国原潜<ハンターキラー>は、第三次世界大戦の勃発を避けるため、ロシア近海で実現不可能なミッションへの挑戦を敢行する。
原潜の艦長を演じるのはジェラルド・バトラー。ロシア側の圧力に過激に反応する主戦派の統合参謀本部議長には、アカデミー賞受賞のゲイリー・オールドマン。
画像: 【公式】『ハンターキラー 潜航せよ』4.12(金)公開/予告編 youtu.be

【公式】『ハンターキラー 潜航せよ』4.12(金)公開/予告編

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陸海で繰り広げられるバトルアクションに満足

潜水艦モノといえば『眼下の敵』を思い出す僕は相当古いとしかいいようがないが(苦笑)、Uボートとはだいぶ違う、最新式のテクノロジーを持つ原子力潜水艦による、リアリティあふれるアクション映画。目ではなく耳、レーダーではなくソナーで戦うそのベーシックな姿は、第二次世界大戦下の様子と変わらないように見えるが、変わらない基本と劇的に進化した技術とが組み合わされて、真にリアルな潜水艦の戦闘シーンを楽しむことができる。
さらに、ロシアのクーデター状況の調査にあたる特殊部隊が激しい陸戦の様子を見せてくれるので、戦争アクションが好きな人には(陸海空のうち、戦闘機同士のドッグファイトのような“空戦”はないのだが)だいぶ美味しい作品になっている。
(ちなみに米国特殊部隊のリーダーをNetflix『ロスト・イン・スペース』のロビンソン家の父親ジョン・ロビンソン役のトビー・スティーブンスが演じている)

簡単に世界を戦争に引きずりこめそうだと気づく恐怖

本作は 米国対ロシアという図式で、大国による核戦争の恐怖を描いた作品だが、いまなら 米国対中国という対立関係で物語を作ろうとするかもしれない。
いずれにしても、世界は案外一触即発で、恐ろしく不安定な状態にあると思わせられる作品の一つだ。世界大戦を巻き起こしかねない事件の勃発は、多くのアクション映画のキーファクターとして、様々なシチュエーションが用意されるのだが、そのどれもがそれなりに現実味があるから怖い。
本作においては、先述のように、軍事大国であるロシアでクーデターが起きて、戦争を起こしてもいいから権力を握りたいと考える輩が存在した、という設定だ。
最近公開されたクリストファー・ノーラン監督の『TENET/テネット』でも 自分が死ぬ時に全人類を道連れにしようと考える恐ろしく身勝手な男が登場するが、究極的に利己的な人物によからぬことを考えさせないようにするには、いったいどんな方法があるのだろうか、と暗い気分にさせられる。映画の中では自らの命を投げ出してでも世界を救おうとしてくれる人々の献身的な活躍が我々を救ってくれるが、現実の世界では 利己的な人物の方が、そんな利他的な人物よりも遥かに高い確率で実在しそうで怖い。

画像: 『ハンターキラー 潜航せよ』リアルな潜水艦アクションに窒息しそうな気分になれる ジェラルド・バトラー主演作

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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