スパイダーマンシリーズで世界的人気者になったトム・ホランド主演のスリラー作品、Netflixオリジナル映画『悪魔はいつもそこに』。共演に次期バットマンシリーズでブルース・ウェイン役を演じる(「テネット」でも重要な役を演じた)ロバート・パティンソンや、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」でジョン・コナー役を演じたジェイソン・クラークら。

オハイオ州の田舎町で起きる惨劇

第二次世界大戦は終戦したものの、戦争の傷跡による社会の軋みが残るアメリカ。主人公のアーヴィン(トム・ホランド)は母親を病で亡くし、母を追って父親が自殺したため、オハイオ州の田舎町の 祖母の家で育てられるが、高校生となった彼の周囲に不吉な悪意を湛えた人物たちが集まるようになる。

信仰も文化もひどく偏り、歪んだ アメリカ中西部を舞台に、交錯する邪悪な魂に翻弄される青年を描いた問題作。

教養なき信仰心が陥りやすい罠を描いた作品

本作は、基本的には、信仰の厚い人々が、無教養なばかりに神の意思を曲解して取り返しのつかない間違いを犯してしまう様子を描いている。主人公のアーヴィンは、病気の妻の快復を願うばかりに狂った行動をしでかしていく父親の影響で無信仰となるが、祖母をはじめ、周囲の人間たちは週末ごとに教会に集まることを当然の習慣としている。
しかし、肝心の牧師は信仰心を逆手にとって若い女を凌辱する罰当たりだし、神を信じるばかりに無闇に奇跡が起きることを期待する無教養者が愚かな行為を繰り返す。

人間にとって宗教は必要かも知れないが、やはり科学に紐づいた知性も必要だと思わざるを得ない作品。

ちなみに、どうしようも無く暗い結末を予想される展開ながら、最後はややホッとできる形(ハッピーエンドとは言い難いが)で終わってくれるので、後味はそこまで悪くない。

ホランドはいつもの笑顔を封印して好演。
ロバート・パティンソンは、テネットとはうってかわって、好意を抱ける要素ゼロのろくでなしを極めて巧みに演じている。

画像: 『悪魔はいつもそこに』トム・ホランドとロバート・パティンソンらが描く人間の醜悪な部分とは

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。
ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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