シン・ゴジラにかなり影響受けた?ゴジラモノのオリジナルストーリーのアニメーション。
ラドン、アンギラスなどゴジラシリーズで頻出する怪獣が新たなビジュアルや設定をもって登場し、人型ロボット ジェットジャガーかつてない活躍をみせることでも話題に。

人智を超えた存在はない、という考え方

超物理学に基づく世界の破滅への流れと、シン・ゴジラ的に海から出でて形態を変えながら進化していくゴジラの脅威を描いたアニメ作品。
当初操縦者が搭乗して動かす格好だったジェットジャガーが、高度なAIを搭載して自律して動くスーパーロボットに変身して、人間の強力なパートナーになる。
シン・ゴジラの影響を強く受けた作品だと思うのは、未知の生物であり恐怖であるはずのゴジラをはじめ、すべての怪獣たちが 現代科学(→軍備)で駆除可能な存在であると設定されているということだ。

自衛隊の攻撃をものともしないゴジラたちを前にして、人類は逃れられない死への恐怖に慄きそうなものだが、登場人物たちの多くは割と平然としているように見える(もちろん対策を必死で練るのだが)。

破壊兵器の切り札≒核 を温存しているから、ということかもしれないし、もしくはまだ見ぬ対処法を探し出せてないだけで、必ず間に合う と確信できているのかもしれない。いずれにしても、非常に楽観的なスタンスというか空気感が全体的にあるのだ。その意味では、本作は(もしくはシン・ゴジラも含め)、人間こそはやはり万物の長であり、人智を越える存在はあるかもしれないが それは現時点での話であり、未来に至るまで乗り越えられない障害はない、という考え方に基づいて作られた作品であると言えるだろう。

画像: 「ゴジラ シンギュラポイント Godzilla Singular Point」大人向けに作られた、日本人による「テネット」的作品

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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