「A24」という映画会社をご存じだろうか。2012年に設立された製作会社にもかかわらず話題作を数多く輩出し、あらゆる映画賞をモノにしている。作品自体のアート性が高いだけでなく計算されたブランディングと適切なマーケティングを展開する彼らは、昔ながらの映画会社とは違うスタートアップのような空気が感じられると話題だ。ではどのような作品を生み出しているのか?

「A24」が生み出した名作

オスカー候補作を次々と世に送り出す「A24」。はじめに注目された作品は、ジェームズ・フランコとセレーナ・ゴメスが共演したヒット作「スプリング・ブレイカーズ」だ。

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その後も数々の話題作を打ち出す。アリシア・ヴィキャンデルが美しいAIロボットを演じた「エクス・マキナ」でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したほか、製作費わずか150万ドルの「ムーンライト」ではアカデミー作品賞・助演男優賞・脚色賞を受賞。シアーシャ・ローナン主演でハイレベルな演技が話題を呼んだ「レディ・バード」ではゴールデングローブ賞をはじめ多くの映画賞に輝き、映画評論サイトでも異例の高評価を叩き出した。

そんな「A24」の作品は、どれもインパクトあるキービジュアルが興味をそそるものばかりで、作品自体ももアート性が高い。一方で、ソーシャルメディアを有効に活用し若年層へしっかりとアピールを行っており、緻密なブランディングとマーケティングにより結果を生み出していることがうかがえる。

彼らは2019年も次々と新作を発表しており、日本でも公開間近となっている作品がある。3作をピックアップするので、作品そして国内でも展開が開始されているそれぞれの宣伝についても注視してみてはいかがだろうか。

01:
「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」

ティモシー・シャラメ主演の甘く切ないスリリングなひと夏の青春映画

画像: 8月16日(金)公開『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』本予告 youtu.be

8月16日(金)公開『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』本予告

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高校を卒業したばかりのダニエル(ティモシー・シャラメ)は、仲の良かった父親を亡くし喪失感から抜け出せずにいた。部屋に籠りっきりの息子を見かねた母親が、ケープコッドに住む叔母のところに大学が始まる9月までの3ヶ月間、気分転換を兼ねて送り込む。

そこで出会うのが、地元では有名なワルで大麻のディーラーとして稼ぐハンター(アレックス・ロー)。二人はなぜか意気投合し、ダニエルは一緒に大麻を売りさばくことに。勢いづいたダニエルは町の外にまでそのテリトリーを拡大させていくが、そんな彼にハンターは危険を感じ始める。

ダニエルは、ある日偶然、町一番の美人のマッケイラ(マイカ・モンロー)と出会い、恋に落ちる。しかし、実はハンターの妹で、大切な妹に手を出すな、と告げられてしまう。それでも彼女への気持ちを抑えきれないダニエルは、ハンターには内緒で付き合い始める。初めての恋は、父を失った哀しみを癒し、ダニエルは徐々に自分を取り戻していくのだが……。

大学開始が近づく8月のある日、ケープコッドに最大級のハリケーンが迫る。そして、ダニエルの人生は決定的に変わろうとしていた。

「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」
2019年8月16日(金)公開

監督:イライジャ・バイナム
出演:ティモシー・シャラメ、マイカ・モンロー、アレックス・ロー、マイア・ミッチェル
©️2017 IMPERATIVE DISTRIBUTION, LLC. All rights reserved.

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02:
「ラスト・ムービースター」

稀代の映画スター、バート・レイノルズが自身をモデルにした最後の主演作

画像: 『ラスト・ムービースター』予告編 youtu.be

『ラスト・ムービースター』予告編

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かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。

だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦る。そして、運転手役のリル(アリエル・ウィンター)に命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。

自身の人生を振り返ったエドワーズは、ある行動を起こす。

「ラスト・ムービースター」
2019年9月6日(金)公開

監督・脚本:アダム・リフキン
出演:バート・レイノルズ、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク、エラー・コルトレーン、ニッキー・ブロンスキー、チェビー・チェイス
© 2018 DOG YEARS PRODUCTIONS, LLC

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03:
「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

全米で社会現象を巻き起こすSNS時代の青春映画

画像: 全米で社会現象!SNS時代の青春映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』 youtu.be

全米で社会現象!SNS時代の青春映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』

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中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラ(エルシー・フィッシャー)は、「学年で最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイト達と繋がろうとする彼女だったが、いくつもの壁が立ちはだかる。

クラスで一番人気の女子には冷たくされ、好きな男の子にもどうやってアプローチして良いか分からないでいる。家に帰れば父親はお節介を焼いてきて、年頃のケイラには煙たくて仕方がない。中学卒業を前に、憧れの男子や、クラスで人気者の女子たちに近づこうと頑張るが……。

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」
2019年9月20日(金)公開

監督・脚本:ボー・バーナム
出演:エルシー・フィッシャー、ジョシュ・ハミルトン、エミリー・ロビンソン
© 2018 A24 DISTRIBUTION, LLC

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