これぞ超絶腕時計。珠玉のタイムピース3選

ハリー・ウィンストン
オーシャン・バイレトログラード オートマティック 42㎜

当サイトの人気連載・今週の逸本 Vol.10にて紹介した、ハリー・ウィンストンのプロジェクトZ10。そのマンハッタンブリッジを彷彿とさせる橋脚のようなデザインとレトログラードはそのままに、ケースをローズゴールドに変更し、外周にダイヤモンドを散りばめることで、よりエレガントかつプレミアムにしたのが本モデルである。

その技術力の高さから時計専門ブランドと並んでも遜色ないハリー・ウィンストンだが、やはり世界5大ジュエラーとしての真骨頂である宝石を扱わせたら並ぶものはいない。

実際「キング・オブ・ダイヤモンド」と称され世界中のセレブから支持されるだけあって、ダイヤモンドの透明感、カットの美しさはどれも超一級。

“時の宝石”と言われる美しいタイムピースを揃える同ブランドのなかでも、このオーシャン・バイレトログラード オートマティック 42㎜は世界20本限定という超貴重なモデル。ラグジュアリーな時計・宝石を探しているのなら、これ以上ない1本と言えるだろう。

アラン・シルベスタイン
ウィンドウドラゴン

いつの時代も正統があれば異端があるように、時計界にも奇才と呼ばれる人物が何人かいる。そのなかの一人であり、「時計界のピカソ」とも呼ばれる（これも何人かいるが…）アラン・シルベスタイン氏が立ち上げたのが同名ブランド、アラン・シルベスタインだ。

そもそもアラン・シルベスタインとは何者なのか？ 彼はドイツの美術学校バウハウスの影響を色濃く受けるフランスの時計デザイナーで、奇抜でユニークな時計作品を多く生み出している人物である。

上の写真を見てもらえば分かる通り、腕時計の固定観念を覆すようなデザインが多いのが特徴。現在は残念ながら活動を休止してしまっているものの、市場に出回ればすぐに売れてしまうカルト的な人気を誇る。

さて、今回の時計だが……腕時計のカタチはしているものの、文字盤（文字はないからただの盤？）には、2匹の竜が鎮座しており、どこで時刻を見るのか分からない……。

それもそのはず。あくまでもこの盤は竜を見るものであり、時刻を表示しているのは、その下（ケース下部の側面）なのだ。ちなみにこの盤はエナメルダイヤルであり、いわば陶器である。

こうした強烈な個性を放つ1本は、これまでの腕時計にはない魅力がある。“身に着ける芸術作品”としてはこの上ないモデルと言えるだろう。ただし、これまた世界に10本しかないので、欲しくても見つからない可能性もあるが……。（2020年1月現在、ムーンフェイズ銀座にあります）

ロジェ・デュブイ
エクスカリバー42 フライングトゥールビヨン スケルトン

今週の逸本Vol.2、今週の逸本 Vol.13でも紹介したロジェ・デュブイのエクスカリバーシリーズ。今回セレクトしたのは、同名シリーズながらも、その発表時に多くの人の度肝を抜いた超絶スケルトンモデルである。

フライングトゥールビヨンと名付けられたこの1本は、文字通りムーブメントが宙を飛ぶかのようなデザインで、そのすべてを見ることができる。

これまでもスケルトンの文字盤やシースルーバックなどはあったが、部品数を抑えて、そのすべてをしっかりと見せているものは数少ない。しかもただ見せるのではなく、星形のブリッジにしたり、トゥールビヨンを搭載したり……ロジェ・デュブイの技術力とセンスにはまさに脱帽である。

ここまで作り込んだ1本であるからその価格も相当だろう……と思った諸君。残念ながら正解である。

その価格は定価で2052万円。ある意味こちらも度肝を抜かれる金額だ。しかし、幸運なことに今回紹介しているのはUSED品であり、その価格はなんと750万円というからお買い得（？）。

珠玉の逸品を地でいく3本の腕時計。
どれもおいそれと手は出せないものではあるが、もし手に入れることができれば……誰もが羨むこと間違いない。ぜひアナタの腕に巻いてほしいものである。

選んでくれたのはこちらのお店

MOON PHASE（ムーンフェイズ）銀座に関する記事はこちら

ウブロ アエロ・フュージョン オーリンスキー 「時計というアート」【今週の逸本 Vol.21】 - dino.network | the premium web magazine for the Power People by Revolver,Inc.

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE（ムーンフェイズ）が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、男心をくすぐるウブロのアエロ・フュージョン オーリンスキーを紹介しよう。

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