OFFICINE PANERAI
40㎜を越す大型ケースに厚みのある無骨なデザインの時計を展開するオフィチーネ・パネライ。創業は1860年と古いものの、元はイタリアの軍用時計を手がけるメーカーであり、軍事機密もあって一般的には知られていなかった。そんな軍需契約が終了する1993年に民生用として時計を販売。その後、シルベスター・スタローン主演の映画「デイライト」で起用され、一躍注目を集める。以降、高い防水性を備えた厚みのあるケースデザインの「ルミノール」シリーズや、厚みを抑えエレガントさを持たせた「ラジオミール」シリーズを中心に展開。近年では、自社開発キャリバーにも注力し、技術革新への期待が高まっている。
自分だけの1本に。エイジングを楽しむブロンズウォッチ
ルミノールコレクションの派生モデルとして人気を博した「サブマーシブル」。2019年に単独コレクションとして確立され以来、その人気はフラッグシップモデルである「ルミノール」、「ラジオミール」に匹敵するほど。
「サブマーシブル」は“潜水艇”という名が表すとおり、ダイバーズモデルである。高い防水性能、潜水経過時間を算出するための回転ベゼル、暗い水中でも読みやすい卓越した視認性、どれもが高次元で揃ったコレクションであり、その人気はいまも上がりつづけている。
さて、そんなサブマーシブルから今回セレクトしたのは、ケース素材にブロンズを使った1本。潜水艇としての雰囲気をこれまで以上に持たせた『サブマーシブル ブロンゾ ブルー アビッソ』だ。
時計の素材で一般的なのはステンレススチールやゴールドで、それらは錆びにくい・劣化しにくい・変色しにくいなどの特徴がある。
一方ブロンズは、素材そのものの劣化はしにくいものの、変色といった経年変化がしやすいという特徴がある。十円玉や街中に立てられた銅像などを想像してもらえれば分かりやすいかもしれない。
※硬貨等と時計のブロンズは金属の割合が異なるのであくまでもイメージとしてお考えください。
つまり、使い続けていくと見た目に変化が現れるわけだ。高級時計で変色ってどうなの……? なんて思うだろうが、この変色、つまりエイジングさせることこそがブロンズ時計の人気の秘密。
着け方や保管の仕方、時計と過ごした環境によって、唯一無二の個体として進化するわけである。
いま各ブランドではブロンズの時計を多く展開しているが、このサブマーシブルほどブロンズが似合うモデルはないだろう。
潜水艇を模したベゼルのビス、深海をイメージさせるブルーの文字盤。針やインデックスの夜光も、ブロンズの経年変化を想定したカラーリングで揃えられており、ゆくゆくどうなっていくのか楽しみな1本に仕上がっている。
裏はシースルーバックになっており、外周の素材にはアレルギー反応を起こしづらいチタンを採用。こうした細かな配慮も嬉しい点だ。
時計が歩んできた歴史を見た目で感じることができ、さらには手にした瞬間から自分だけの1本に仕上げていく楽しみもある1本。唯一無二の時計が欲しい方は、この機会にぜひ手に取っていただきたい。
OFFICINE PANERAI
サブマーシブル ブロンゾ
ブルー アビッソ
品番:PAM01074
素材:ブロンズ
サイズ:縦42㎜×横42㎜
防水:300M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブルー
販売価格:2,280,000円(税込)※USED
※ブティック限定モデル
【付属品】
外箱、内箱、国内正規保証書(2021年9月)、純正の革ベルトが付属
※価格は2022年4月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
これまでパネライのブロンズモデルは47㎜と大きなものしかなかったのですが、本モデルは42㎜となり、大きすぎず小さすぎず非常に使い勝手の良いサイズ感になっています。
そしてなにより、ブロンズ素材の経年変化がこれほど楽しみになる1本はそうそうありません。現段階でも雰囲気抜群なのに、これからどんどん育っていくと思うと……う〜ん、男心がくすぐられませんか?
こちらのお時計はブティック限定販売モデルで、正規代理店では手に入らない1本となっております。流通量もとても少なくなかなかお目にかかることも機会もないかと思いますので、欲しい方はぜひこのチャンスをお見逃しなく!
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |