PATEK PHILIPPE
世界最高の呼び声高いブランド・PATEK PHILIPPE（パテックフィリップ）。そのはじまりは、1839年にポーランド出身のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが創設した「Patek,Czapek & Cie」から。その後、技術者であるジャン・アドリアン・フィリップと出会い、1851年に“世界最高の時計をつくる”という社是を掲げ「PATEK PHILIPPE & Cie」と社名を改めた。「カラトラバ」「ノーチラス」といった代表的なコレクションや超絶のコンプリケーションウォッチまで幅広いラインを備え、ひたすら完璧な“時計の美”を魅せる至高の時計ブランドとして、時計界の頂点に立ち続けている。
40年前の人気ベゼルが復活
当連載最多登場となるパテック・フィリップの『カラトラバ』。80年以上も続くコレクションだが、そのデザインコードは一貫されており、どのモデルを見てもそのバランスは完璧。誰もが最高峰のドレスウォッチとして認める珠玉のタイムピースである。
今回セレクトしたのは、2022年12月現在の現行モデル。カラトラバの手巻きモデルから『カラトラバ Ref.6119G-001』をご紹介しよう。
カラトラバ Ref.6119G-001
前述した通り、カラトラバコレクションのデザインコードは変わらないが、本モデルには目を引く装飾が施されている。それがギヨシェ彫りによってつくられたベゼルだ。
このベゼルは、《クルー・ド・パリ》（ホブネイル・パターン）という、約40年ほど前のカラトラバに採用されていたもの。まるでパリの石畳を彷彿とさせるデザインで、シンプルな文字盤が一際目立つような作りになっている。
その文字盤も縦のサテン仕上げになっており、全体的にシックな雰囲気に。
《クルー・ド・パリ》（ホブネイル・パターン）というギヨシェ彫りが施されたベゼル
文字盤は縦のサテン仕上げになっており、角度によって光が一直線に伸びる
6時位置のスモールセコンドには、放射状のギヨシェ彫りが施されている。盤とスモールセコンドで2種類の光の広がり方が楽しめるわけだ
インデックスはカラトラバの伝統様式に則りバーインデックスを採用。指針にはこれまでのモデルよりも若干丸みを帯びたドフィーヌ型の針が用いられ、新たな表情を見せてくれている。
見せるところと隠すところ、そのバランスが素晴らしいムーブメント
この薄さでパワーリザーブは65時間を実現
シースルーバックからは、歯車の接合部を見せるというニクイ演出が目を引くムーブメントの姿が。裏蓋がスケルトンになっているカラトラバは少ないので、ぜひこの機会に現物を見ていただきたい。
本モデルは手巻きモデルだが、ゼンマイを収める香箱が二つあるツインバレル方式のムーブメントを搭載。そのため、ケースはかなり薄く作られているにも関わらず、パワーリザーブは65時間を実現している。
カラトラバシリーズの中でも洗練さが際立つモデルとして非常に人気のある1本。ドレスウォッチをお探しの方は、本モデルを買っておけば間違いないだろう。
PATEK PHILIPPE
カラトラバ
品番：6119G-001
素材：ホワイトゴールド
サイズ：縦39㎜×横39㎜
防水：日常生活防水
ムーブメント：手巻き
文字盤：グレー
販売価格：4,650,000円（税込）※新品
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書（2021年8月）等が付属
※価格は2022年12月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
《クルー・ド・パリ》（ホブネイル・パターン）のベゼルが復活したということにファンは相当喜んでいるのではないでしょうか。
パテック・フィリップは最高峰の時計ブランド。なかでもカラトラバコレクションは、ドレスウォッチのフラッグシップでありながら、ブランドのエントリーモデルとしての役割も果たしています。
はじめてパテック・フィリップの時計を購入する、という方はカラトラバを選んでおけば間違いありません。
本モデルはドレスウォッチの中でも珍しいグレーの文字盤を採用しており、縦のサテン仕上げとマッチして腕元をカッコよく飾ってくれます。これまでのモデルとはまた雰囲気も異なるので、すでに他モデルのカラトラバを持っている方にもオススメです！
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
|---|---|
| TEL | 03-5250-7272 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00（日曜祝日〜18:00まで） |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | https://moon-phase.jp/ |
