AUDEMARS PIGUET
オーデマ・ピゲは1875年に創業されたスイスの伝統的な時計メーカー。パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンとともに、世界三大高級時計メーカーの一つに数えられる存在である。複雑機構の開発を得意としており、これまで数多くの名機を世に送り出してきた。スイスのル・ブラッシュに本社を構え、ル・ロックの小さな町にある「AP ルノー・エ・パピ」というムーブメント会社で超複雑時計を制作しており、同社からは数々の技術者を輩出している。
腕時計ではございません!
当連載も200回を突破し心機一転、というわけで201回目に選んだのは、なんと腕時計連載のコンセプトを覆す「置き時計(テーブルクロック)」である!
……何やら刺すような視線を感じるのだが……気のせいということにして話を進めよう。
今回ご紹介する時計は単なる置き時計ではない。世界三大高級時計メーカーであるオーデマ ピゲが顧客向けのノベルティとして生産したスペシャルなもの。その名も『テーブルクロック CODE 11.59 』だ。
名前を見てピンと来た方もいるだろう。そう、本モデルはオーデマ ピゲが2019年に発表した新シリーズ「CODE 11.59」のデザインを再現した置き時計である。
では細部を見ていこう。
文字盤の配置はCODE 11.59を忠実に再現。ノベルティとして作られているため、文字盤の塗装がラッカー塗装でなかったり、インダイヤルがダミーになっていたりなどの簡易化はされているものの、雰囲気はまさにCODE 11.59そのもの。
ケースはステンレススチール(オリジナルはゴールド)で、形状はオリジナルと同じ八角形になっている。
ムーブメントはクォーツになっており、テーブルクロックとしてアラーム機能を搭載。裏蓋には時間調整用のダイヤルとアラーム設定用のダイヤルがあり、すべての操作はこちらで行うようになっている。
では時計サイドのプッシュボタンやリューズは何か?
プッシュボタンはフェイクであり、あくまでも雰囲気を楽しむものだ。リューズはアラームのON/OFFを行うためのもので、リューズを上げればアラーム機能がONになる。アラームの設定時刻はクロノグラフ針で指定する仕組みだ。
風防にはCODE 11.59と同じ仕様のサファイアクリスタルガラスを採用しており、ガラスの内側がドーム形状になっている。そのため、サイドから見ると独特のカーブラインを見ることができる。
ここまで時計の写真を見てきて、大きさがいまいち分からないという方もいるだろう。そこで実際に腕に乗せてみた。
このとおり、かなり大きい。時計本体は重厚感があり、デスク上での存在感もバッチリだ。(あくまでも比較写真として腕に乗せてみただけなので、みなさんは真似しないように! )
オーデマ ピゲのテーブルクロックにはいくつかバリエーションがあり、ロイヤルオークデザインのものも存在する。どちらもなかなか市場には出回らない品なので、ファンの方はぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
AUDEMARS PIGUET
テーブルクロック
CODE 11.59
品番:-
素材:ステンレススチール
サイズ:縦60㎜×横60㎜
防水:-
ムーブメント:クォーツ
文字盤:ブルー
販売価格:258,000円(税込)※未使用品
【付属品】
外箱、国内正規保証書(2023年1月)、木台座が付属
※価格は2023年6月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
本品は、ブランドが顧客向けのイベントなどで展開するノベルティのひとつです。実はオーデマ ピゲだけでなく、他ブランドでもこうしたノベルティは出してます。
市販されているわけではないのでなかなか流通しないのですが、こうしたグッズ的なものは不思議と欲しくなるもので結構人気があるんです。
本品はアラーム付きなので、オーデマ ピゲが好きで朝が弱い方にぜひおすすめしたい一品です(笑)。アラームを止めるときも優雅に──。素敵な1日が始まりそうですね♪
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |