蔵書約2500冊！ 新宿の地下に大人の異空間 「Brooklyn Parlor（ブルックリンパーラー）」

いま読みたい！オススメの本3選

店内奥、壁一面に並べられた本棚には約2500冊の本が並べられている。そのジャンルは音楽、旅、食と多岐にわたるが、大型書店でもなかなか出会えない個性的な本が数多く、自分だけの特別な本との出合いを求めて通い続けるリピーターも多い。

そんな個性豊かな本の中から“いま読みたいオススメの本”として、ブルックリンパーラーのホールチーフである小林靖之（こばやしやすゆき）氏に、仕事に活かせる本、プライベートを充実させる本、お店イチ押しの本の3ジャンルに絞って1冊ずつセレクトしていただいた。

／
ぜひ読んでみてくださいね！
＼

仕事に活かせる本
『Tokyo Eatrip』
著・野村友里 （講談社）

「大切な方との打ち合わせや接待のお店選びに役に立つ本です。食のスペシャリストである野村友里さんが足繁く通う東京の良店が紹介されています。美味しいお店であることはもちろん、お店のこだわりも丁寧に書かれているため、とても参考になります。著書のなかで選ばれているお店は、決して背伸びをし過ぎず、落ち着いた雰囲気の隠れ家的なお店が多い印象です。著者の野村さんはフードディレクターでレストラン経営もなさっているので、その目は確かですよ」

同書では57にも及ぶ店舗を紹介。思わず人に話したくなるようなコラム記事なども収録しているため、会話のネタとしても最適。ビジネスパーソンに人気の一冊だ。

プライベートを充実させる本
コーヒーテーブル・ブックス ビジュアル・ブックの楽しみ方23通り
著・堀部篤史（mille books）

「コーヒーテーブルとは、アメリカの応接室などに置かれている来客用のテーブルのこと。そのテーブルにはコーヒータイムに読める本（コーヒーテーブル・ブック）が置かれています。本書はそんなコーヒーテーブル・ブックの紹介本です。仕事で忙しい日常の中で、リラックスできるコーヒータイムのお供……なんですが、同時にアイデアやインスピレーションを与えてくれる本でもあります。ビジネスに直結はしないけど、新たな発想のヒントがたくさん詰まっていて、眺めるだけでも楽しいです。著者の堀部篤史氏は選書のスペシャリストとしても有名です」

アートブックや写真集、はたまた絵本など、その題材が好きな人以外はなかなか手に取りづらいものなども独特の視点で紹介しており、読み手に新たな世界観を与えてくれる1冊といえる。

お店イチ押しの本
マイルス・デイヴィス自伝
著・マイルス・デイヴィス/クインシー・トゥループ/訳・中山康樹（シンコーミュージック）

「ジャズの巨匠として知られるマイルス・デイヴィス。彼の華やかな音楽人生だけでなく、その裏側で、どんな私生活を送ってきたのか？ というところにまでフォーカスされた名著です。実際のインタビューを元にしており、パワフルな人生を送ったマイルス・デイヴィスの生き方を見れば、パワーがもらえるはず。第一線を生き抜いた男の人生を垣間見ることによって、自分の人生にも刺激がもらえます」

音楽はもちろんのこと、女性関係や黒人差別、クスリなど、その生涯が赤裸々に書かれた人間味溢れる一冊。

日常に上質な時間を。

優雅なひとときに明日を闘う活力を求めるもよし、広大な本の海に人生を変えるヒントを探すもよし、さまざまな楽しみ方ができるブルックリンパーラー。

今日にでも仕事終わりにふらりと訪れてみてはどうだろう。きっとアナタの日常に刺激を与えてくれるはずだ。