世界五大歌劇場の1つでもあり、今世界で最も勢いがある歌劇場「英国ロイヤル・オペラ」が、4年ぶりに来日公演を行う。指揮者はオペラファンにはお馴染みのアントニオ・パッパーノ氏が務め、2019年9月12日東京文化会館(東京・上野)にて幕をあける。

世界五大歌劇場『英国ロイヤル・オペラ』

2019年9月に世界五大歌劇場の1つ、「英国ロイヤル・オペラ」が4年ぶりに来日する。

英国ロイヤル・オペラは年間300を超える公演回数であるにも関わらず、公演はオペラもバレエもほぼ毎回ソールド・アウト。世界五大歌劇場の中でも、今一番勢いがあるのがロイヤル・オペラだと言われている。

その意欲的な新演出の多さや、他分野のアーティストとの積極的なコラボレーションなどの挑戦的な姿勢も評価されているが、それを支えるのは抜かりないキャスティングと監督の確かな実力と情熱にある。

指揮を務めるのはアントニオ・パッパーノ

画像: アントニオ・パッパーノ(英国ロイヤル・オペラ音楽監督)

アントニオ・パッパーノ(英国ロイヤル・オペラ音楽監督)

指揮者を務めるのは、2002年よりロイヤル・オペラの音楽監督に在任しているアントニオ・パッパーノ氏。ロイヤル・オペラの音楽監督としては最長の在任であり、彼が17年間築き上げた功績は大きく、劇場にとって欠かせない存在となっている。

パッパーノは生粋の“劇場育ち”の指揮者で、現在のオペラ界では珍しい。また、歌手のリハーサルでは自らピアノ伴奏を務めるなど、音楽作りへの徹底したこだわりを持っており、ロシア出身のソプラノ歌手でその美貌によっても名高いアンナ・ネトレプコやドイツ出身のテノール歌手で端正な顔立ちが人気のヨナス・カウフマンなどのトップスターからも厚く信頼を寄せられている。

日本公演で披露されるのは「ファウスト」「オテロ」

英国ロイヤル・オペラは過去に何度か引っ越し公演を行っているが、今回の日本公演では「ファウスト」と「オテロ」の2作品を上演する。

フランス・オペラの大作「ファウスト」

「ファウスト」は、作品の規模の大きさから全曲上演は極めて限られる。日本でもこれまでほとんど例がなく、特に英国ロイヤル・オペラのような世界有数の歌劇場が日本で公演するのは初となる。

主役のファウスト役を務めるためには、演技、歌ともに高度な技量が要求され、世界的にもこなせる歌手は数えるほどしかいない。そんな中、ファウスト役を演じるのは、ヴィットリオ・グリゴーロ氏。声、容姿、演技とファウスト役に必要なものを全てを持ち合わせるグリゴーロの出演に期待で胸が高鳴る。

また、グリゴーロだけではなく、イルデブランド・ダルカンジェロなど今を時めく歌手が出演する他、数々の大作を手掛けてきたデイヴィッド・マクヴィガーの工夫を凝らした演出が、舞台を華やかに盛り上げる。

「ファウスト」の公演日程は以下の通り。

「ファウスト」
(上演時間約3時間40分 休憩1回含む)
9月12日(木)18:30 東京文化会館
9月15日(日)15:00 東京文化会館
9月18日(水)15:00 東京文化会館
9月22日(日)15:00 神奈川県民ホール

歌劇王ヴェルディの渾身の大作「オテロ」

歌劇王ヴェルディが16年ぶりに新作として世に出した「オテロ」は、構想から初演までに7年という年月がかかっている。当時のイタリアの人々は、「オテロ」の完成を首を長くして待ち望んでいたという。

「オテロ」は演奏の難度が高く、指揮者と一体になれる高水準のオーケストラと合唱がなければ成立しない。パッパーノが17年間の集大成として選定する作品として相応しいものだろう。特に、ロイヤル・オペラの威信をかけての公演だけにキャスティングは抜かりない。

主役のオテロは、大ベテランのグレゴリー・クンデ氏が務める。オテロ役はテノール最難関の役に挙げられるほどの難役となっているが、クンデは今年だけで世界5か所で同役を歌うことになっているほどオテロ役に定評があり、世界で有数の実力を持つ。

「オテロ」の公演日程は以下の通り。

「オテロ」
(上演時間約3時間15分 休憩1回含む)
9月14日(土)15:00 神奈川県民ホール
9月16日(月・祝)15:00 神奈川県民ホール
9月21日(土)16:30 東京文化会館
9月23日(月・祝)16:30 東京文化会館

2019年日本公演の初日は、9月12日『東京文化会館』で幕をあける。世界最高峰のオペラを劇場にてぜひ味わっていただきたい。

公式サイト

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