日本の次世代の美食を、インバウンド富裕層へ
個性溢れる新進気鋭のレストランや国内外で活躍するシェフが、旬の素材と独自の発想と技術をもって、日本の最先端のダイニングシーンを展開する「ガストロノミージャパン」が、北海道ニセコにて開催される。
ニセコには「ヒルトンニセコビレッジ」をはじめ、「ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄」や「木ニセコ」など、高級ホテルが多く立ち並ぶ特別な地域であることは広く知られており、特に冬シーズンには世界中の富裕層が滞在する。中には1週間〜10日間の滞在で数千万円規模の消費をするウルトラ富裕層も含まれるこの土地は、もてなしのクオリティも高いと評判だ。
イベント公式サイトには、主催のGOYOHから「このような機会に、世界中から訪れる美食家富裕層と日本の優れた料理人との接点を設けることは、インバウンド事業を検討する飲食関連事業者はもとより、これを足がかりとして、海外進出を目指す企業や個人経営者においても、新たな事業機会のヒントや国際的なキャリア形成の一歩にもつながるのではとの考えのもと、この度の企画に至りました」とメッセージが。
年末年始から中国旧正月期間にかけて、現地のレストランは繁忙期を迎え、賑わいが最高潮に達する。そんな絶好のタイミングに向けてイベントを開催すべく、2019年8月現在、2つの募集テーマのもと、挑戦者の募集が開始されている。
ひとつは将来のスターシェフを目指すアントレプレナー向けのライジングスター部門、もうひとつは国内外で活躍するグローバルシェフや企業向けのプロフェッショナル部門。後者は「忘れられないガストロノミー体験」というテーマが設けられており、新たな事業展開につながるような王道ながらも斬新な作品が求められる。
GOYOHのノミネートにより選出されたシェフ・レストランは、一泊数十万円の宿泊施設に宿泊する、または数億円のラグジュアリーレジデンスをニセコに保有するグローバル富裕層に向けて、レストラン形式やプライベートシェフ形式にて特別な食体験を提供することとなる。
訪日ゲストのアテンドをする際は、ニセコも候補に入れてみては。
なお、GOYOHは同様のイベントを白馬、東京、箱根などの日本各地の、また海外のラグジュアリーリゾートでの開催を予定。こちらも続報に注目したい。