元々は無敗の天才エロール・スペンスJr.とのスーパーファイトだったのだが、スペンスが目を傷めたことにより対戦が消滅。替わりに、パッキャオが2年余り試合をしなかったことを理由に取り上げられたWBA世界スーパー王座を与えられて、WBAウェルター級スーパーチャンピオンとなったヨルデニス・ウガス(キューバ)との対戦が急遽設定された。
6階級制覇を成し遂げた生ける伝説の闘いの結果はいかに?

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パッキャオ2年ぶりの試合

パッキャオが42歳(1978/12/14生まれ)、ウガスが35歳(1986/07/14生まれ)。
年齢的にはオフピークな2人の対戦、実際パッキャオはこれがラストマッチとも言われている。
パッキャオは2年前にキース・サーマンから奪ったWBAウェルター級スーパーチャンピオンの座を、それ以降(コロナ禍の影響もあったが)試合から遠ざかっていたという理由で剥奪され、現在は同級の休養王者、という建て付け。スペンスの怪我で急遽あしらえられた本試合は、いわばスーパー王座奪回戦ということになる。

試合展開

攻勢なのは終始パッキャオ。
いつものように右ジャブ(パッキャオはサウスポー=左構え)を繰り出しながら前に踏み込み、当たりの深さでラッシュにつなげる戦い方。
対するウガスはスタンダード(右構え)。両腕をガッチリ構えてガードを固くしている。そのため、パッキャオの連打はなかなか相手を捉えられない。代わりに、ウガスが時折繰り出すワンツーや右のスマッシュ気味のフックがヒットする。
パッキャオとしては、さすがに強打はガードするが、166cmのパッキャオに対して175cmと体格に勝るウガスのパワーにガードの上からでも今のは効いたんじゃないか?と思わせるような吹き飛びかたをする。

この展開は最後まで変わらず、両者の闘いは12ラウンドを経て試合終了のゴングを聴いた。

攻勢点を考えれば、アグレッシブに動いたパッキャオと、ガードを固めて手数が少なかったウガスでは、パッキャオ有利と思わなくもないが、前述のように有効打の数ではウガスがパッキャオを上回る。

ここ最近の傾向では、有効打数より攻勢点を重くみる風潮にあるように思えるので、この見方をすればパッキャオ勝利のはずだが。

試合結果

しかし、結果はウガスの判定勝利(0-3)。
これで両者の戦績は、パッキャオ62勝(39KO)8敗2分け、ウガス27勝(12KO)4敗となった。

棚ぼた的に訪れたチャンスをモノにできたウガスは、これで次のスーパーファイトへの切符を掴んだ、と言えるかもしれない。

逆に、近い将来にフィリピン大統領選挙に出馬するとみられているパッキャオはこれでグローブを置く公算が強い。

実際のところ、パッキャオはスタミナもスピードもあったが、やはり往年のパワーはなくヒット率も低かった。観ていて、彼の衰えは明らかだったように思う。これをラストファイトとして引退するのが賢い選択であろう。

画像: 【速報】42歳のマニー・パッキャオ、WBA世界ウェルター級スーパーチャンピオン王座奪回に失敗。(現王者ウガスに判定負け)

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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