『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』ラブコメ映画の代名詞的監督ロブ・ライナーが描くジャーナリズムのあり方とは
21世紀初頭、9.11事件をはじめとする同時多発テロへの関与と、大量破壊兵器を保有しているという疑惑をかけられたイラクのフセイン政権は、米国軍の侵攻を受けて あっという間に転覆してしまう。米国の各メディアや世論はイラク(および北朝鮮とイラン)を“悪の枢軸”と呼ぶブッシュ政権に同調したが、弱小通信社のナイト・リッダー社は、イラクの大量破壊兵器の保持やテロへの関与の証拠はないとして、ブッシュ政権が恣意的に戦争をしたがっていると訴えたが、彼らの主張に耳を傾ける者は少なかった・・・。ロブ・ライナー監督による、民主主義におけるジャーナリズムとは何かを問う、社会派ドラマ。