『荒野の誓い』クリスチャン・ベール主演の“新しい西部劇”のスタイルとは。(2019年9月日本公開作品)
インディアン(アメリカ大陸の先住民またはネイティブアメリカン)との血で血を洗う抗争に従事してきた騎兵隊大尉のジョー(クリスチャン・ベール)は、かつての宿敵シャイアン族の長とその家族を居留地へと送り返す任務を命じられる。原題は「Hostiles」。敵対する者たちとでも訳せば良いだろうか。先住民を駆逐して、新大陸に居場所を作ってきた白人たちと、迫害に対して激しい抵抗を繰り広げてきた先住民族との間に横たわる拭がたい憎悪と怨恨。そんな負の感情を抱えながら荒野を渡る旅をすることになった彼らを待ち構える運命とは??