【最終回】ユーラシア大陸自動車横断紀行 Vol.28 〜自らの体験とすることで刻み込まれた厚みと、それが生み出したもの。〜
2003年の夏、東京からポルトガルのロカ岬まで1万5000kmあまりを中古のトヨタ・カルディナで走り抜いた自動車評論家とカメラマンがいた。この「ユーラシア大陸自動車横断紀行」という連載企画は、その2人が実際にステアリングを握って走り、目で見てカメラで撮影し、そして直接経験したことから感じて、さらに考えたもの「そのもの」である。「森」を見ることを通じて、「木」や「葉」を知る意味を確認できた。最終回となる今回は、エピローグ後編をお届けします。文:金子浩久/写真:田丸瑞穂※本連載は2003〜2004年までMotor Magazine誌に掲載された連載の再録です。当時の雰囲気をお楽しみください。