Netflix オリジナル映画。元米軍特殊部隊の兵士たちが、ブラジルの麻薬王の暗殺と大金の強奪計画を企てるが。
オスカー・アイザック、チャーリー・ハナム、ベン・アフレックら、が男臭いハードボイルドアクションに挑む。

戦争と犯罪は別物?
兵士の逡巡と良心にスポットを当てた新しい試み

本作では、米軍特殊部隊の元兵士たちが、ブラジルの麻薬王の暗殺と金品強奪を企てる。
戦争では、国家の庇護と大義名分を後ろ盾に、どんな戦闘でもこなした彼らにして、犯罪者とはいえ 自らの意思で殺人を犯す決断は並大抵のことではなく、大金を目にしたときは有頂天になるものの、自らの大罪に対して畏れを抱く。

これまでのアクション大作では、国家対立による戦争と 個人の意思と欲?で行われる私闘との間に生まれる、兵士の心中の逡巡を描くことはあまりなかったように思う。そんな心模様を描いているところが、本作の新しいところではないか。

想定外の大金を前に冷静さを失っていく男たちのドタバタ

数多くのミッションをこなし、絶体絶命の死地を何度も脱し、危機を切り抜けてきたチームによる、麻薬王襲撃計画だったが、想定を遥かに超える大金を前にすると、百戦錬磨の男たちもカンタンに冷静さを失う。職業意識(プロ意識と言ってもいい)に綻びがでると、うっかり素の私欲がのぞき、その結果完璧だったはずの計画も徐々にズレが生じていく。

ターゲットを射殺し、金を奪って即脱出する。彼らにしたらカンタンであったはずのミッションが、どんどんアテが外れ、思いもよらないトラブルに見舞われていく。そんな彼らのドタバタを、スリリングなタッチで描いた本作は、2時間超の長尺だが、体感的にはあっという間に時間が過ぎる、手に汗握る良質なアクション映画になっている。

一部劇場公開もされたようだが、本作は基本的にはNetflixオリジナル作品。常々思うことだが、スマートフォンや自宅のテレビ画面で映されることが多かろうとのことでたかをくくるような甘い作りは皆無。精細で巨大なスクリーンで公開しても 観客を間違いなく満足させるだけの徹底した作り込みはさすがの一言だ。

画像: 『トリプル・フロンティア』元兵士たちが挑む最後の戦い。

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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