悪魔でありながら、人間に育てられたヘルボーイ。
ナチスとラスプーチンによる魔術によって地獄から人間界に召喚された、という設定だが、人類に仇なす魔物たちを退治する超常現象捜査局(B.P.R.D.)のエージェントとして働くスーパーヒーローだ。

海ドラ常連俳優によるタフガイ再現

ヘルボーイは日本でも割と知られたダークヒーローだが、マーベルでもDCでもなく、全米3位の規模を持つダークホースコミックスに属している。
(ダークホースコミックスには、ヘルボーイのほか、300<スリー・ハンドレッド>やシン・シティなどの映画化作品がある。)

ちなみに、ヘルボーイは本作を含め3回映画化されているが、2004年と2008年の2本では『サンズ・オブ・アナーキー』で知られるロン・パールマンがヘルボーイを演じ、2019年に全米公開された本作ではNetflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『ダイラー・レイク ー命の奪還ー』のデヴィッド・ハーバーが扮している。

ちなみに本作におけるヘルボーイの最強の敵であり太古から生きる魔女"血の女王"役には、ミラ・ジョヴォヴィッチが配されている。

ヘルボーイとは

ヘルボーイは身長2メートル以上、体重も200Kgを超える巨漢であり、見た目も(カバの牙と同じく)切り株状態になった二本の角と真っ赤な肌を持つ、非常に怪異な、ひと目で人外の存在、モンスターであることがわかるものだ。
右腕が硬化した岩石のように変形しており、彼の怪力と相まって強力無比な打撃力を持つが、魔法的な力はなく、見た目通りの怪力と不死身の肉体、そして常に持ち歩いている巨大なリボルバーを武器にしている。

加えて、ストリート育ちのチンピラのような口の悪さが特徴だが、見るからに怪物とわかるその姿でなければ、誰もが敬遠するであろう暴力的な雰囲気は市中のギャングスタのそれであって、魔界の者の禍々しさとは異なる。

本作のストーリー

本作の基本的な設定は、英国の伝説の王 キング・アーサーによって退治されたはずの魔女 ニムエ(血の女王)が封印を解いて復活し人類を駆逐しようとする。立ち向かうB.P.R.D.とヘルボーイだったが、ニムエはヘルボーイが持つ魔界の王となりえる資質を見抜き、彼を仲間に引き入れようとする・・・、というもの。

正直言って、ヘルボーイファンにはそれなりに楽しめるものかもしれないが、少しかじったくらいでは、結構無理があって楽しめるものではない。ヘルボーイや、彼を襲うクリーチャーたちの造形はそれなりに高度なCGで創作されており、安っぽさはないのだが、世界観に引き込んでくれるほどの強引さも説得力もないのが残念なところ。魔物である出自と、人間界で育てられた環境の相克に生まれるヘルボーイの苦悩も描かれているのであるが、本作の展開の中でその苦悩が増幅されたり、強調されたりするきっかけや理由の描き方が稚拙であるのだ。

(ヘルボーイに限らず、粗暴なスーパーマッチョ的タフガイ、というキャラクター自体を僕があまり好きでないから、今ひとつ物語に入り込めないのかもしれないが)

前述のように割と知られたキャラクターであり、やり方次第ではその知名度を世界的なものにするチャンスはあると思うが、ワンダーウーマンやヴェノム、ハーレイ・クインのような(ファン以外には)マイナーだったはずの存在を有名キャラに押し上げたようには、残念ながらうまくいっていないと思う・・・。

画像: 映画『ヘルボーイ』第2弾予告 long ver youtu.be

映画『ヘルボーイ』第2弾予告 long ver

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画像: 『ヘルボーイ』特別映像:コミックの世界を再現 youtu.be

『ヘルボーイ』特別映像:コミックの世界を再現

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画像: 『ヘルボーイ』はDCでもマーベルでもないアメコミヒーロー

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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