1974年公開のチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」のリメイク(原題は「デス・ウィッシュ」)。 愛する妻を奪われた外科医が 復讐に燃える。

妻と娘を襲撃された男が自警団として犯罪者を粛清する

外科医のポールは、自身の不在中に強盗に狙われ、妻は惨殺され、娘も意識不明の重症を負わされてしまう。犯罪が多発するシカゴにあって、警察の捜査は遅々として進まず、業を煮やしたポールは自ら銃を手にして犯罪者たちの粛清に乗り出すが・・・。
1974年に公開されたチャールズ・ブロンソンのハードボイルドアクション映画『狼よさらば』を、ブルース・ウィリス主演でリメイクした作品。

私刑は許されるべきではないが・・・

法で裁けない悪を自らの手で葬る。バットマンやデアデビルなど、多くのアメコミヒーローに共通する“正義”だが、法治国家の下では正式な法手続きに基づかない私刑は根拠のないリンチであり、犯罪とされる。
まして、本作の主人公のポールは逮捕も裁判も行わず、自身の判断で相手を処刑してしまうから、万が一無実の人を殺めてしまったらどうするのか?という怖れや不安は考慮されることがないのである。
本作においては、彼の所業を受け容れる市民と、疑問視する市民の意見が交錯する様が描かれるが、基本的には司法の手に依らない暴力は全てテロであり、許されるべきではない、と僕は考える。
ただ、自分のかけがえのない人の命を無慈悲に奪われてしまったとしたら、それが正義か悪かを自問することなく、復讐を誓うのも、ある意味当たり前の感情であるとも思う。
その意味で、自分がその立場になったらどうするか?という根源的かつおおよそ答えたくない究極な問いかけをテーマとしている作品なのである。

画像: 『デス・ウィッシュ』ブルース・ウィリスが「狼よさらば」をリメイク

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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