連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部
スマホからGoogle検索でAR恐竜!
2020年夏、GoogleがUniversal Brand Development、Amblin Entertainment、Ludiaと協力し、とても素晴らしい機能を追加しました。
それはなんと!
Google検索で、映画『ジュラシック・パーク』シリーズに出てくる恐竜と翼竜の古生物を「AR表示」できるようにしたのです!
Auto Scale機能でスマートフォンと平面の距離を自動的に計算し、大きさは自動で調整、Android端末では恐竜の足音や鳴き声も聞くことができます。
現段階では、残念ながらすべての恐竜に対応しているわけではなく、10種類の恐竜と翼竜が3D表示可能となっております。(日本語で検索可能です!)
選ばれし恐竜・翼竜はこちら!
ティラノサウルス
絶対的王者ですね。みんな大好きレクシィねぇさん。
ヴェロキラプトル
かわいいの代表です。映画の恐竜なので羽毛がありません。
トリケラトプス
見た目も動きも素晴らしく迫力もあり最高ですね。
スピノサウルス
ティラノサウルスも一緒に表示させることができれば、『ジュラシック・パーク3』(2001)のバトルシーンが再現できるので、Googleさんにはぜひ検討してもらいたいところです。
ステゴサウルス
見ていると落ち着きますね。しっぽのスパイクに攻撃されたら辛いですが、癒し系で穏やかな気持ちになります。
ブラキオサウルス
頭の位置が高いので見上げて撮るのもいいですね!見てると『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)でのブラキオサウルスを思い出して泣いてしまいそうです。
アンキロサウルス
頭の位置が他の恐竜と比べて低いので、撮影する際は座って高さを合わせることをオススメします。かわいいですね。
ディロフォサウルス
映画ではエリマキトカゲのようになり毒を吐いていましたが、Google検索の3D表示では毒まで吐いてくれません。
パラサウロロフス
ペロペロしたいと思ったでしょう?わかります。
プテラノドン
ジュラシックシリーズの恐竜はメスなので(インドラプトルのみオス)、オスと違いトサカが短めにしてあります。唯一の翼竜です。
今回の機能の良いところは、スマホを通して、恐竜や翼竜と同じ空間にいることができるのです。
サイズを変えたり動かしたり、縦の画面でも横の画面でも自由にできます。
写真のボタンも表示されますが、スマホの録画オプション機能を使えばムービーにすることも出来ます。
昆虫が23種類、恐竜が9種類……なにかの間違い??
人気で有名どころのメンバーが選ばれています。素晴らしいです。実は昆虫や猫や犬など他の動物もいくつか3D表示できます。昆虫は既に23種類もできるそうなので、恐竜もそのうちもっと増えていきそうな気がします。
というか……昆虫が23種類って! あの昆虫ですよ!昆虫が人気なのはもちろんわかります……でもこちらは恐竜ですよ⁉︎ その恐竜が9種類だけなんて……この差はいただけません!(ライバル心が……)
さて、既にとあるゲームをやられている方はお気付きでしょう。使用されている恐竜と翼竜の3Dモデルは、映画『ジュラシック・ワールド』(2015)をベースとしたソーシャルゲーム「Jurassic World アライブ」のものです。
古生物学者やジュラシックシリーズの制作チームなどが協力し、細かいディテールなどにこだわった恐竜となっております。
一応、ジュラシックシリーズの恐竜は、現実(?)の恐竜よりも迫力あるようになっているので、検索で3D表示された恐竜が、リアルな形だとは思い込まないようご注意です。
さて、これまでGoogleで検索してこなかった方、すぐにでも恐竜検索したくなったでしょう?
Androidの場合は、Android 7以降(ARコンテンツの表示にはARCore 対応デバイスが必要)、iOSの場合は、iOS 11以降のデバイスが必要です。ガラケーだったり長いことアップデートしてなかった方は、スマートフォンを手に入れたり、アップデートを即座に行いましょう。ARで幸せになれます。
生田晴香の妹(iPhone11使い)は、検索はGoogleは使わずYahoo!派(特に理由もなく)だったりするのですが、Googleで3D表示出来ることを伝えたらすぐに検索していました。
元々がYahoo!派なので、まずはYahoo!でGoogleを検索するところから始めていましたが……この機能を知って喜んでいたので、これを機会にGoogleを使う人間がどんどん増えていくことでしょう。
ゲームは危険で最高
さて、ARモデルの元となったソーシャルゲーム「Jurassic World アライブ」を少しプレイしてみたところ、ポケモンGOみたいな感じで位置情報を取りながら恐竜の世話をしたり遊んだりバトルしたりと、ひきこもり廃人になる予感しかしませんでした。
こちらでは、Google検索ではまだ出てこない他の恐竜をAR表示させることができたり、ディロフォサウルスもエリマキトカゲ風になったりして、楽しくなる要素満載でした。遊びすぎて廃人にならないよう気を付けたいと思います。
みなさんもゲームのやりすぎにはお気をつけて!
生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。