第89回アカデミー賞®長編アニメーション部門ノミネートされたストップモーション・アニメーション。
孤児院で暮らす、ズッキーニこと9歳の少年イカールと仲間たちの切なくて温かい心の触れ合いを描く。

孤児院で暮らす少年少女たちの切ない想いを温かく描き出した、ハートフルなドラマ

父親は若い女と失踪、さらに不慮の事故で母親を死なせてしまったことで天涯孤独になってしまった少年イカールは、事故を担当した警察官レイモンに連れられて孤児院「フォンテーヌ園」にやってくる。そこにはさまざまな事情で集められた孤児たちが暮らしていた。
本名ではなく、母親からもらった愛称である“ズッキーニ”と呼ばれることにこだわる少年は、初めはなかなか彼らの仲間に入れなかったが、やがて少しずつ馴染んでいく。明るくやんちゃに見える子供たちも、それぞれが深い心の傷を負いながらも健気に生きているのだった。

画像1: boku-zucchini.jp
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ストップモーションアニメーションといえば『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のようなダークファンタジーを思い起こす人も多いと思うが、本作は 愛に飢えた子供達が抱えた闇と憂鬱と、それでも明るく生きている彼らを 過度に干渉することはしないが(できないが)精一杯の優しさと温かさで見守る大人たちの姿勢をアナログな手法で描き出したリアルストーリーだ。

子供たちが直面する苦悩の大きさを見て見ないふりはしない作品

本作の主人公であるズッキーニことイカール少年は、若い女に走った父親に捨てられた過去を持つ。そのことを苦にした母親はアルコール依存症になり、ズッキーニを虐待するようになる。そしてある日、母親の暴力を恐れたズッキーニが屋根裏の自室に閉じこもり、母親を遠ざけようとした結果、母親は事故を起こして帰らぬ人となってしまうのである。
つまり、本作はわずか9歳の子供に、故意ではないにせよ母親を死なせてしまうという重大なトラウマを与えるのだ。
さらに、孤児院の子供達の会話には、SEXに関する話題が多く、彼らがあどけないだけでなく、性や死という人生の重大事への関心をすでに持ち合わせていることを表している。

つまり、本作は、ズッキーニとその仲間たちを、何も知らない真の子供としてではなく、大人と同じく世の中の事情を理解し受け止めて生きていかねばならない存在として描いているのである。まだ小さく、大人の庇護を必要とされる存在ではあるが、それだけに心の痛みや辛さを胸の内に刻みつつ耐えることしかできない哀しさを、どうにかして少しでも癒やしてあげたいという気分をストップモーション・アニメーションという手法で優しく表現している、子供向けではなく大人に向けた作品なのである。

画像: 予告編:日本語吹替版キャスト youtu.be

予告編:日本語吹替版キャスト

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画像: 『ぼくの名前はズッキーニ』誰からも愛されていないのではないか?そんな不安に健気に耐える子供達を優しく温かく抱きしめてあげたくなる作品

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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