【速報】プロボクシング史上最高傑作・精密機械(ハイテク)という異名を持つワシル・ロマチェンコに、プロスペクト(将来のスーパースター候補)のテオフィモ・ロペスが判定勝ち?
WBA、WBC、WBO(ロマチェンコ保有)、IBF(ロペス保有)、の世界メジャー4団体の世界ライト級タイトルの統一戦。

試合展開

第1ラウンド

ゴングと共に積極的に手を出したのはロペス。
濃い髭を湛えてワイルドな容貌となったロマチェンコは、ほとんど手を出さず敵の戦力分析に集中する。
アグレッシブさでポイントとしてはロペスがとる。

第2ラウンド

このラウンドもロマチェンコは手を出さない。逆にロペスはやや強めに、上下にパンチを振るうが、ロマチェンコのガードは堅い。
ゴングがなる寸前にロマチェンコが速い連打でロペスの顔を捉える。ダメージが残らない軽い当たりながら、ポイントにはつながったか?

第3ラウンド

ロマチェンコが若干手を出し始める。軽いがクリーンヒット。
ロペスのパンチは空を切るかガードに阻まれている。

第4ラウンド

相変わらずの展開が続く。
ロマチェンコの手数は前ラウンドに比べると減った感。攻勢はロペス。だが、ロペスの左目あたりが腫れてきている。

第5ラウンド

従前のラウンドと同じような展開。ただしリードジャブを中心にロマチェンコのパンチは当たっている。ロペスはダメージはないが、少し戸惑いがある様子。

第6ラウンド

波乱はなく、ロペスは攻めるが当たらない。

第7ラウンド

ロペスがボディー打ちを多めに攻勢を強める。ハードヒットはないが、工夫を凝らすのは良い。

第8ラウンド

ロペスの右アッパーとストレートはロマチェンコのガードに阻まれるものの、そのパワーの片鱗を感じさせる。
ロマチェンコの回転の速いパンチは当たるが、ダメージはそれほどないようだ。
パワー対スピード、という図式が色濃く出るラウンド。

第9ラウンド

全体の攻勢としては相変わらずロペスだが、ロマチェンコもリードを確実に当てながら、チャンスと見ると接近して連打を打ち込む。それほど強いパンチではないため、ダウンを奪えばしないが、確実にロペスの顔を捉えている。
反対にロペスは、多少打たれても、相手が入り込んできた瞬間にカウンターで強打を叩き込みたい。一発強いのを当てれば倒せる、そう思っているのだろうし、ロマチェンコもそれは感じ取っているだろう。

第10ラウンド

比較的静かな展開。
ジャブが当たるとすぐ連打。外れれば距離をあける。それがロマチェンコの戦い方。
ロペスとしてはとにかく強打を当てたい。

第11ラウンド

ラウンド序盤、ロマチェンコが一気に攻める。今までよりも強く打ち込み、ロペスをロープ側に追い込むシーンが見られる。
終盤にロペスが右アッパーを起点に盛り返すが時間はない。

第12ラウンド

後がないロペスは乱打戦に持ち込む。
プロ根性を見せたいロマチェンコもそれに応じ、この試合一番の打ち合いになる。
正確に当てているのはロマチェンコ、パワーに勝るロペスにもチャンスはあるわけだが、いかんせん時間がない。逆に言えばほぼ全てのラウンドをコントロールしていたように見えるロマチェンコは、ロペスとの打ち合いに付き合う必要はない(メイウェザーなら全く付き合わないだろう)が、そこは勇気をみせた。

終盤、ロペスの右眉の上をカットしタイムがかかるが、すぐに再開し、そのままゴング。試合終了となった。

試合結果

実は勝ったのはテオフィモ・ロペス。

その勝利に対する僕の感想は、はあ??の一言だが、とにかく歴史を作ったのは、テオフィモ・ロペスだった。

画像: 世紀の番狂わせ?
ボクシング世界ライト級4団体統一マッチ〜“ワシル・ロマチェンコvsテオフィモ・ロペス”の結果は?

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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