事故により北朝鮮に不時着してしまった韓国の大財閥令嬢と、北朝鮮の大物政治家の息子が恋に落ちる。決して出会うことのないはずの2人の男女の、立場を超えたラブロマンス。
「梨泰院クラス」とともに、近年の韓流ドラマブームを牽引する作品。

ストーリー

韓国の大財閥令嬢であり、自らも化粧品メーカーを率いる女性ユン・セリ(ソン・イェジン )が、パラグライダーで飛行中に不意の竜巻に巻き込まれ、北朝鮮側に不時着し、パトロール中の北朝鮮将校に発見されてしまう。

本来であれば、無断で国境を越えてきた侵入者は即刻射殺しなければならないのだが、北朝鮮側の将校リ・ジョンヒョク( ヒョンビン)はユン・セリに同情し、彼女を匿ってしまう。リ・ジョンヒョクの父親は北朝鮮政界の大物であり、彼の行動は決して許されないものであったが、正義感が強い彼にとっては、不幸な事故に巻き込まれた女性を無慈悲に扱うことは到底できないことだった。
やがて2人の間には恋に似た感情が生まれ、互いに強く惹かれあっていくが、立場が違いすぎる彼らの恋愛は、2人を取り巻く多くの人たちにとって絶対に許すことのできないタブーなのだった・・・。

「頭の中の消しゴム」で日本でも知名度の高いソン・イェジンが天真爛漫なセレブ女性を生き生きと演じ、さらにその彼女を愛し、献身的に尽くす軍人役として、自らも(韓国の)徴兵制度で海兵隊に所属した経歴を持つイケメン俳優ヒョンビンが配され、日本でも爆発的な人気を誇った連続ドラマ。

擬似的なお姫様体験をしたい女性のためのドラマ

本作の舞台は、いまだ戦争状態にある北朝鮮と南朝鮮=韓国。
前半はユン・セリが不時着し、韓国への帰還を願う様を描いているので北朝鮮での暮らしぶりが描かれ、後半は韓国に戻れたものの、彼女に害を為そうと考える北からの追手と、彼女を守るために国境を越えてきたリ・ジョンヒョクらの奮闘が描かれる。

一般に我々日本人が思い描く北朝鮮は、非人間的な全体主義国家の圧政に抑圧されている様子がほとんどだと思うが、本作においてはそこに生きる人々(主婦も、軍人たちも)が体制は違えども人情味溢れており、厳しいながらも楽しげに暮らしている様が描かれている。

現実の北朝鮮が本作について相当に不快感を表明したらしいが、(事故とはいえ)不法な侵入者を捉えようとしなかった軍人の存在や、南北の隔たりの存在への不満や、南(韓国)の文化に強い羨望を一般大衆が持っているかのような描き方をされることは、フィクションとはいえ確かに不本意だろうし不満を持つだろうとは思った。

逆に、ガチガチの規律で融通の効かない堅物の国という印象ではなく、それなりに明るく楽しく感情豊かな人々が住む国として北朝鮮を描いた本作は、軍事などの強硬手段で緊張打開を図りたい向きにはあまり歓迎されないかもしれない。本作に登場する北朝鮮側のキャラクターの多くは、まるで”フーテンの寅さん”を見ているかのように温かく人柄の良い愛すべき人物ばかりだからである。彼らに好感情を抱いてしまったら、同じく国家としての北朝鮮に対しても強い親しみを覚えざるを得ないだろうと思うのである。

特に、主人公のリ・ヒョンビョクは、鍛え抜かれた軍人であると同時に繊細なピアニストであり、高い教養と武骨な優しさを兼ね備えた人物である。身分がバレたら命の危険にさらされることになる不幸な女性を必死に守り、自身の危険を決して省みることなくひたすら尽くすさまは、まさに中世の騎士のようであり、たいていの女性であれば、完璧な”お姫様気分”に浸ってしまうこと間違いなしだ。

リ・ヒョンビョクを演じるヒョンビンは185センチの長身と甘いマスクを持っているから、彼に尽くされるユン・セリに自分を置き換えてこのドラマを見てしまう女性がすっかりハマってしまっても、無理のないことだろうと思うのである。

画像: 『愛の不時着』徹底的に恋人に尽くす、真似のできない献身ぶりのイケメンは最強

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。

ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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