こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。前回の「都市伝説展にあった未確認生物は恐竜なのか?」の後編です。イベントで紹介されていた恐竜だと間違えられがちな未確認生物まだまだあるので見ていきましょう。

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部

他のネッシー発見?

前回のネッシー基本編をまだ見てない方はお先にそちらからどうぞ。

ネス湖のネッシーの目撃者が急増してから第二次世界大戦が始まり、ネッシーの目撃情報はなくなっていました。(ネス湖の怪物)

戦争が終わり、水上に突き出した2つのコブか泳いでいるのが目撃されるようになり、ネッシー調査隊はハイテク機器を駆使するようになりましたがネッシーだと断定できるものは発見できずにいました。

画像1: 他のネッシー発見?

ところがビッグニュース「ネッシーの死体発見」!
1977年4月25日まるでネッシーかのような巨大生物の死体が発見され、テレビや新聞で大々的に報じられかなり話題になりました。

日本の太平洋漁業(現・マルハ)のトロール漁船がニュージーランド沖で全長10メートルほどの巨大生物の腐敗した死体を引きあげたのです!

ヒレがあり、首の長さは約1.5メートル。クレーンで吊るされた姿はまるで首長竜のプレシオサウルスです。ネッシーみたいに首が上がってないだけあって見た目はネッシーより首長竜に近いです。

果たしてそれは本当にネッシー、もしくは絶滅せず生き残った首長竜なのでしょうか?

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名付けて「ニューネッシー」!

巨大生物の腐敗死体は衛生管理上の問題もあり海に捨てられてしまいましたが、写真やスケッチの他、肉片の一部は回収して残されたとのことですが、、、

実はその巨大生物、ウバザメの腐乱死体がたまたま首長竜かのような姿に見えていただけという事が圧倒的に高いそうです。

腐敗すると下顎が脱落したりして、生きている時と違う生物のように見えるほど変形していてもおかしくはありませんから。(この後魚を食べる方、気分悪くなってたらすみません)

画像2: 他のネッシー発見?

ちなみに、日本にもネッシー的なのあります。

本栖湖のモッシー、猪菌代湖のイナッシー、中禅寺湖のチュッシー、支笏湖のシッシー、北海道の屈斜路湖の「クッシー」、鹿児島県の池田湖の「イッシー」など、その数は数十種類ほど!

実際自分が見てないので、多すぎてなんだかよくわからないけどロマンのある世界だなぁと思えてきました。

アフリカの恐竜!?

さて、都市伝説展で紹介されていた恐竜かもしれなくもない未確認生物! お次はアフリカ・コンゴ共和国の奥地、熱帯雨林地帯にあるテレ湖の周辺で目撃されている未確認生物です。

人が足を踏み入れるのにも苦労するアフリカの奥地で目撃されているので真実味があると思う人も多いのだとか……。

画像: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%99

その名も…「モケーレ・ムベンベ」!

体長は5~10m長い首としっぽを持ち4本脚。元々は現地人に古くから語り継がれてきた伝説上の怪物だそうです。

見た目のイメージだと植物食のアパトサウルスやブラキオサウルスなどが含まれる竜脚類恐竜の生き残りではないか説があります。

果たしてそれは竜脚類恐竜の生き残りなのでしょうか。

なんと、いまだに写真、映像、標本など、生息を確実に実証できる資料はないそうなので謎に包まれています。

竜脚類は絶滅しているので個人的には恐竜ではなくたまたま何かそう見えて伝説的に話を作ったのではないかと思っています。

なにかしら捏造でうまいこと画像作ってしまえという考えの人は現れなかったのか、あったほうが面白いのにとは思いますがもしかしたら生き残りが本当にいて実験台にされないよう保護してる民族が…

いやいや、科学的根拠はないのでいないとは思いますが気になる人はアフリカへ探しに行ってみましょう。

ちなみに、その肉を食べた現地の人々が全員死亡したという恐ろしい話もあるそうなのでもし見つけても食べないようお気をつけください。

現代にプテラノドン!

画像1: 現代にプテラノドン!

茨城県牛久市にプテラノドンが生きている状態で発見され、写真まで撮られているのが2017年の9月話題になりました。

一応プテラノドンは恐竜だとよく間違えられますが恐竜ではなく、恐竜と同じ時代にいて既に絶滅している爬虫類の翼竜です。

見た感じトサカがあって高めな位置を飛んでて、思いっきり口を開けてるプテラノドンっぽいですね。被膜かしっぽかのように見える奥側の影がしっぽだとしたらプテラノドンではない他の翼竜でしょう。

翼竜の生き残りか、タイムトラベルしてきた翼竜か、ラジコンかなにかのおもちゃか……。

画像2: 現代にプテラノドン!

これに関しては最近の出来事のせいか、翼竜の可能性はあるロマンだーと言いたい気持ちは全くなくさすがに捏造としか思えません。

100年前に撮影されたとかならもう少し気になったでしょう。いやはや都市伝説展は色々あって面白いですね。

画像: グッズ

グッズ

科学的根拠のないものは信じませんが、呪物という呪いは信じちゃうんですよね。人って不思議な生き物です。

画像: 恐竜クレーンゲームで遊ぶ生田晴香

恐竜クレーンゲームで遊ぶ生田晴香

結果的に現代にいる恐竜は鳥類のみということで、ではまた次回。

画像: 【後編】都市伝説展にあった未確認生物は恐竜なのか?

生田晴香 | Haruka Ikuta

恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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