ロレックス GMTマスターⅡ「シーンを選ばない魅惑のジュビリーブレス」【今週の逸本 Vol.1】

GMTマスターⅡがモデルチェンジ

1955年にプロフェッショナル・ユースとして飛行機パイロットのために開発されたGMTマスター。大陸間のフライト中に2つのタイムゾーンを同時表示できるよう設計されたGMT機能と時計本来の堅牢さで、航空会社はもちろん、世界を旅する人々を魅了してきた。

今回ご紹介する「GMTマスターⅡ 126710BLNR（青黒ベゼル）」は、2013年に登場した「オイスターパーペチュアル GMTマスターⅡ116710BLNR」のモデルチェンジ版。2019年春に開催されたスイスのバーゼル・ワールド2019で発表され、国内デリバリーが開始されたばかりの最新モデルだ。

キャリバーを最新の3285に変更

従来モデルに搭載されていたキャリバー3186は最新のキャリバー3285にアップデート。これにより、パワーリザーブは約48時間から約70時間と大幅な向上を果たした。本ムーブメントには耐衝撃と気温変化にも高い安定性を保つパラクロム・ヘアスプリングが採用されており、高精度腕時計の称号でもあるスイス公認クロノメーター検査協会（COSC）のクロノメーター認定を受けている。

往年のジュビリーブレスを採用

前モデルは3連のオイスターブレスレットであったが、本モデルより5連リングのジュビリーブレスレットに変更。ジュビリーブレスは1945年「オイスター パーペチュアル デイトジャスト」の発売に合わせてデザインされたもので、今回は往年のデザインをモチーフに、GMTマスターⅡ用にリデザインされたものが採用されている。

MOON PHASE　〜STAFF VOICE〜

ロレックス・GMTマスターⅡは2019年8月現在、もっとも旬なモデルと言えます。世界的にも人気が高く、すでにプレミア価格になるほど。本モデルはベゼルカラーのバリエーションに青赤モデルもあるのですが、そちらは少しやんちゃな印象です。シーンを選ばずにつけるのであれば、今回ご紹介する青黒モデルがオススメです。

時計の撮影をするにあたって、カメラマンさんにジュビリーブレスが写る正面から撮って欲しいとお願いしました。見ていただければ分かると思いますが、70年以上も前にデザインされたものとは思えないほど現在の時流にマッチしています。袖口からのぞくジュビリーブレス……想像しただけでとてもカッコいいです。

ケース径は40㎜。少し前までビッグサイズの時計が流行っていましたが、流行りが変わっても普遍的でどんなシーンにも映えます。60代、70代になっても愛用していただける1本だと思います。