フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、経年変化によって文字盤のカラーが美しく変化したアンティークのロレックスをご紹介。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランドがROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

トロピカルとは?

これまでロレックスの時計は、GMTマスターⅡ、デイトナと現行モデルを紹介してきたが、今回ムーンフェイズ銀座店がチョイスしたのは、1960年代に製造されたアンティークな1本。名称は「1500 オイスターパーペチュアル デイト トロピカル」。その名の通り、パーペチュアル(自動巻き)、デイト(カレンダー)付きである。

では、トロピカルとは何か? これは、経年変化によってダイヤルの色が変色したもののこと。正式な製品名ではなく、アンティーク時計に対して使われる言葉である。

一般的には、ブラックのダイヤルがブラウンやオレンジ系に変化したものを指し、大きく変化するものから一部分だけ変化するものまで、その変色の仕方はさまざま。この変色は狙ってできるものではなく、美しく変色するか否かで、その価値も大きく変わる。

今回ご紹介しているモデルは、写真奥から手前にかけて、ブラックミラーのダイヤルがブラウンカラーへとグラデーションに変化しており、とても味のある経年変化と言えるだろう。 

画像: トロピカルとは?

当時の仕様をどれほど残しているか。

アンティークはコンディションが命。経年変化は良しとしても、当時の仕様がどれほど残っているのかでもまた価値は変わる。

今回のモデルでいえば、時針・分針、バーインデックス外側の黄色の点(本当は白)に使われている夜光塗料だ。本来ここはトリチウム夜光であるが、これが現在主流となっているルミノバ夜光に変えられてしまっているものがある。ルミノバ夜光になっていると、その部分だけ不自然に白くなるため、アンティークとしての価値は、極端に下がってしまう。

当時の仕様をキープしながら、美しい経年変化による味わいが楽しめること。これがアンティークの腕時計を求めるときの条件ということを覚えておきたい。

画像: 修理やオーバーホールなどに出していると、時針・分針などの塗料をルミノバ夜光に変えられてしまっているものも。こちらはすべてオリジナルのまま

修理やオーバーホールなどに出していると、時針・分針などの塗料をルミノバ夜光に変えられてしまっているものも。こちらはすべてオリジナルのまま

画像: 風防はプラスチック。ケース・ブレス素材はリューズの「ー」が示す通りステンレススティール

風防はプラスチック。ケース・ブレス素材はリューズの「ー」が示す通りステンレススティール

画像: 板を丸めて連結させた「巻きブレス」。調整が難しく、現行品では使われていない製造方法である

板を丸めて連結させた「巻きブレス」。調整が難しく、現行品では使われていない製造方法である

ロレックス オイスターパーペチュアル デイト トロピカル
品番:ROLEX/1500 (Cal.1560)
素材:SS(ステンレススチール)
サイズ:縦34㎜×横34㎜
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラウン
販売価格:885,000円(税込)※アンティーク
【付属品】
なし
※価格は2019年9月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

経年変化が非常に美しい1本です。最新の時計では絶対に出せない“味”があって、オンオフ問わず身につけていて楽しい時計です。製造は60年代と比較的新しく、機能もより現行品に近いですから、アンティークの時計にこれまで触れたことのない人にもオススメ。これが30年代とかになると、防水などまったくなく日常生活では使えなくなってきてしまいますからね。

アンティークは着けたときの肌馴染みのよさも特長のひとつ。あまり気をつかわずに使えること、経年変化の風合いがどんな服装にも溶け込むことなどから、普段使いの1本として選ばれる方も多いです。

現行品ではまずありえませんが、アンティークは着けていけばそこからまた自分だけの経年変化も楽しめます。もし現行の腕時計を1本、2本と持たれているのであれば、次はぜひアンティークも選択肢に入れてみてください。

選ぶ際に気をつけたいのは、オリジナルのキャリバーが載っているかどうか。別のものを載せ替えていたり、組み合わせていたりするものもあります。時計として機能させるために必要なので、それが悪いわけではない(価値は下がります)ですが、市場にはそれを伏せて出品しているものもあったり……。弊社ではすべてチェックして明示していますので、安心してご利用ください。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://www.moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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