PATEK PHILIPPE
世界最高の呼び声高いブランド・PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)。そのはじまりは、1839年にポーランド出身のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックが創設した「Patek,Czapek & Cie」から。その後、技術者であるジャン・アドリアン・フィリップと出会い、1851年に“世界最高の時計をつくる”という社是を掲げ「PATEK PHILIPPE & Cie」と社名を改めた。「カラトラバ」「ノーチラス」といった代表的なコレクションや超絶のコンプリケーションウォッチまで幅広いラインを備え、ひたすら完璧な“時計の美”を魅せる至高の時計ブランドとして、時計界の頂点に立ち続けている。
最高の不変・カラトラバ
1932年に発表されて以来、そのデザインを大きく変えることなくブランドの顔としてありつづけるカラトラバ 。
当連載Vol.6にて、1960年製のカラトラバ トロピカルを紹介したことがあるが、今回のモデル(現行)と並べてもおそらくどちらがアンティークか迷ってしまうほど。それほど発表当時から完成されたデザインであり、その美しさは不変だ。
機能としては非常にシンプル。超薄型で美しく磨かれたラウンドケースに3針があるのみ。
今回のように秒針がスモールセコンドになっていたり、コレクションのなかにはデイト表示がついたものもあるが、変わるのはそれぐらいで機能面での変更はほとんどない。
シンプルだからこそトラブルもなく、シンプルだからこそ時代を超越して愛されていると言えるだろう。
一生の相棒として
今回紹介している「5196」モデルのケース素材には、イエローゴールド・ローズゴールド・ホワイトゴールドという3つのバリエーションが存在し、イエローはJ、ローズはR、ホワイトはRのアルファベットが振られている(同品番にはP:プラチナモデルもあるがデザインが異なる)。
ここで紹介しているモデルは「5196J-001」でイエローゴールドだ。ローズゴールドの淡い輝きとは違い、よりゴールドに近い色合いになっている。
お見せすることができず残念なのが、裏蓋の鏡面仕上げだ。保護シールが貼ってあることももちろんだが、カメラの反射を避けた位置から撮影しているため、その光沢が写真ではうまく表現できない。しかし、肉眼で見ると、これが「鏡」だと言われても分からないほど美しく輝く様が確認できる。
パテック・フィリップのコレクションには、複雑時計の極みであるグランド・コンプリケーションや、いまやプレミア価格となっているノーチラスなどあらゆるビジュアルの時計が揃っている。
しかし、50代、60代、はたまた70代や80代になっても、その腕を飾るのにふさわしい佇まいを持った時計はカラトラバを措いて他にない。
共に歩む相棒として、世代を超えて受け継いでいける最高の1本として、ぜひあなたの人生の物語に加えてほしいものだ。
PATEK PHILIPPE
カラトラバ
品番:5196J-001
素材:YG(イエローゴールド)
サイズ:縦 37㎜×横37㎜
防水:日常防水
ムーブメント:手巻き
文字盤:シルバー
販売価格:1,580,000円(税込)※USED
国内参考定価:2,409,000円
【付属品】
なし
※価格は2020年6月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
あらゆるドレスコードを通過してくれる1本がこのカラトラバです。美しく磨かれたケースはカフスに収まっていても輝きを放ち、その存在感は抜群。まさに究極のドレスウォッチと言えます。
ケースサイズは37㎜。昨今の時計と比べると小ぶりですが、ベゼルを薄くすることで、一般的な37㎜サイズの時計よりも文字盤は大きく存在感があります。
時計としては、日常でガンガン使うというより、人生の節目、特別な時間を刻んでくれる1本というイメージでしょうか。
パテック・フィリップの他ラインナップと比べると、シンプルがゆえに価格も抑えられており、非常に手が出しやすいと思います。パテック・フィリップというステータス、いつ着けても絵になる不変のデザイン、一生の相棒としてはまさに最適な1本でしょう。
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://www.moon-phase.jp/ |