CORUM
世界的に有名な最高級時計メーカーで製造に携わっていたルネ・バンヴァルトが、時計製造の聖地ラ・ショー・ド・フォンに設立したのがCORUM(コルム)だ。ブランド名の由来は「議会で議決をとる為の絶対多数」という意味のラテン語「Quorum」であり、“世の中に支持されるブランドになりたい”という思いを込めてつけられている。アドミラルズカップやコインウオッチ、ベゼルに直接文字を刻んだロムルスや、本物の鳥の羽を使ったフェザーウオッチなど世界初となる時計を数多く生み出しており、今後の展開から目が離せないブランドのひとつである。
独創的で唯一無二な一本を。
1955年の創業以来、「唯一無二の時計を作り続ける」として、65年に渡り独創的な時計を展開し続けるコルム。
65年というと時計業界では比較的若いブランドであるが、“攻めたデザイン”の時計を作らせたらもはや大御所と呼べる領域であり、これまで数多くのユニークな時計を作り出してきた。
なかでも有名なのは、12角形のベゼルと国際海洋信号旗を用いたインデックスが特長的なアドミラルズカップで、これは旗の柄が表す数字をそのままアワーマーカーとしてダイヤルに採用したもの。
ほかにも本物の20ドル金貨に超薄型ムーブメントを収めたコインウォッチや、橋を彷彿とさせる直線的なムーブメントを搭載したゴールデンブリッジなど、ただ奇抜なだけでなく、しっかりと技術に裏打ちされた時計を展開、多くのファンを獲得しているブランドである。
業界騒然のバブルとは?
さて、今回紹介するモデルに話を戻そう。
セレクトしたモデルは、コルムコレクションのなかでも特に人気のあるバブル。正面から見ると普通の時計に見えるが……横から見ると下写真の通り半球状になった風防が目を引く1本である。
登場は2000年。当時、加工の難しいサファイヤクリスタルを、拡大鏡になるほどの厚み(11㎜)を持った球体に仕上げる技術と発想に時計業界は騒然。コルムといえばバブル、とまで言われるほど有名になった。
バブルは20年というロングセラーモデルだけあって、文字盤にドクロを配したもの、さまざまなポップアートで着飾ったものなど非常に多彩なバリエーションを持っている。今回セレクトしたモデルはそれらと比べれば王道(?)とも言えるスケルトン仕様だ。
サファイヤクリスタルの角度によってムーブメントが湾曲して見えるため、何度見ても違う表情が楽しめる。ムーブメントの隙間からはしっかりと裏面が見えるようになっており、その作りも非常に細やかだ。
ケースの独特な色合いはPVDコーティング(プラズマなどの電気エネルギーによって成膜する技術)によるもの。ケースと同系色でまとめられたストラップは、スエードとラバーのコンビネーションになっており、非常に柔らかく着け心地も抜群である。
バブルはブランドのコンセプト通り唯一無二のデザインであり、ラグジュアリーでありながらユーモアも感じさせるモデル。腕元が目立つ季節、こうした目を引く時計で着飾ってみてはいかがだろうか。
CORUM
バブル スケルトン
品番:082.401.98/0062 SQ19
素材:SS(ステンレススチール)
サイズ:縦47㎜×横47㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:298,000円(税込)※新品
【付属品】
外箱、内箱、保証書等が付属
※価格は2020年7月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
面白いデザインだけでなく、しっかりとした技術を持つブランドがコルムです。今回選んだバブルは、非常に人気のあるモデルでして、このスケルトン以外にも多数のユニークなモデルがラインナップされています。
コルムのバリエーション例
サイズは47㎜と大きく風防も飛び出ているため迫力がありますが、腕に乗せると心地よいフィット感で重さもあまり感じません。
カジュアルスタイルでお仕事をされている方やファッション業界に携わる方などから人気もあり、夏時期に腕元を飾るにはうってつけの1本と言えます。スエードがちょっと暑く見えるかもしれませんが、裏面はラバーになっているため夏のレザースタイルにもオススメです。
ちょっとだけ風変わりだけど、しっかりした腕時計が欲しい!なんて人にはぜひ手にとってみてほしい1本です。
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://www.moon-phase.jp/ |