タグ・ホイヤー フラグメントデザイン キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ「コラボ第二弾」【今週の逸本 Vol.69】

キング・オブ・ストリートが手掛けた1本

90年代よりストリートカルチャーを牽引し、国内外からも「キング・オブ・ストリート」と名高い藤原ヒロシ氏。

同氏主宰の「Fragment Design」は、ルイ・ヴィトンやブルガリといったラグジュアリーブランドから、ナイキやモンクレール、スターバックスやバカラ、はてはポケモンまで、数多くのブランドや企業とコラボレーションを行ってきた。

その製品のどれもが高い人気を誇り、発売日に売り切れは当たり前。いまなお市場では高値で取引されるなど、その人気は衰えることを知らない。

今回ご紹介するのも、そんなコラボ製品の中のひとつ。
タグ・ホイヤーとのコラボ第二弾として2020年6月に登場したばかりの『タグ・ホイヤー フラグメントデザイン キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ』だ。

藤原ヒロシ氏とタグ・ホイヤーのコラボレーションは2018年から。

第一弾として発表された『タグ・ホイヤー カレラ キャリバーホイヤー02 by Fragment Hiroshi Fujiwara』は、ブラックストラップとブラック＆グレーのNATOストラップを備えたミリタリー要素をもたせたもので、現在でも非常に高い人気を誇るモデルだ。

今回紹介するキャリバー ホイヤー02は、そんな第一弾とはガラッと雰囲気を変えたブレスレット仕様。

この5列のスティールブレスレットはファインポリッシュ仕上げとサテン仕上げにより、非常に美しい輝きを誇る。

文字盤の3時・6時の間には『FRAGMENT』の文字をさりげなく配置。

ベゼルのタキメーターはスポーツクロノグラフとしての印象を高めており、スタイリッシュなビジュアルに一役買っている。

裏面はレッドサファイアクリスタルで、中央にはFragment Designのイナズママークを配置。

マーク越しに見えるタグ・ホイヤーの自社製ムーブメント・ホイヤー02は、80時間というロングパワーリザーブを誇る。

たとえコラボだと知らなくても、このデザインは素直にカッコ良く、オンオフ問わず装着できる1本として持っておいて損はない。

とはいえ、Fragment Designとのコラボ時計は、プレミアもついており今では入手困難。もし気になっている方は、このチャンスをお見逃しなく！

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

30代以上の方の中には、藤原ヒロシ氏の影響をモロに受けた……なんて人も多いかと思います。ここまで世界的なブランドとコラボレーションし続ける日本人デザイナーはそうはいません。

Fragment Designは基本アパレルメーカーですので、時計はほとんどがコラボ品です。ゼニスやブルガリなどともコラボレーションしていますが、ビジネスやプライベートでの装着を考えるとタグ・ホイヤーは非常にバランスが取れているかと思います。

コラボ第一弾のNATOストラップはキチッとした服装には難しかった（ファッション上級者は関係ないかもですが……）。この第二弾はブレスレット仕様でどんな服装にも合わせやすく、ファッションの幅も広がるはずです。

プレミアでこれ以上値が上がる前に、ぜひお手にとって見てください！

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