BREITLING
1884年のスイスにてレオン・ブライトリングが開いた精密計器専門工房がブランドの始まり。パイロットのための「腕に装着する計器」として製造を徐々に拡大させながら、現在まで続くクロノグラフの形態を完成させた。1936年に英国空軍のサプライヤーになったことを機に、世界的な航空時計として確固たる地位を確立。1942年に登場した回転計算尺付のクロノグラフ「クロノマット」や、1952年の航空用回転計算尺装備の「ナビタイマー」は、時計史に輝く金字塔といえる。
原点回帰!初代クロノマットのブレスが復活
ブライトリングの数あるコレクションの中でも、もっとも人気があるといって過言ではないクロノマットシリーズ。同ブランドの代表作であるナビタイマー同様にパイロットユースを想定して製作されたもので、堅牢性・機能性・デザインなどすべてが高次元でまとまっているタイムピースだ。
今回は、2022年1月現在の最新コレクションから『クロノマット B01 42』をご紹介しよう。
1984年に誕生して以来、ロングセラーコレクションとなっているクロノマットだが、これまで何度かモデルチェンジを行っている。なかでも最大の変化は2004年のこと。防水性能が大きく強化され、これまで39㎜サイズだったケースも44㎜に。それに伴って細部の意匠も変更された。
当時はデカ厚時計ブームの真っ只中で、クロノマットコレクションはこれまで以上のファンをそこで獲得したといえる。
そんな同モデルだが、2020年に改めてモデルチェンジを行った。そこで大きく変わったのはケースサイズの縮小(44㎜→42㎜)と、ブレスレットの原点回帰だ。
まず見た目でもっとも大きく変わったブレスレットを見ていこう。
これまではパイロットブレスと呼ばれる5連ブレスレット(上写真左)だったのが、初代クロノマットに搭載されていた砲弾型のルーローブレスレット(上写真右)に変更。
好みは分かれそうだが、ケースサイズの縮小も相まって時計全体のテイストが少し大人びた印象になったと思うのは筆者だけだろうか。
ほか、これまでのクロノマットコレクションで評判のよかったベゼルのライダータブは健在(無くなった際に嘆いていた人も多かった)で、デザイン性はもちろん、実際の操作感も非常に良好。
文字盤のサンレイ仕上げは高級感に一役買っており、よりラグジュアリーさが増した印象だ。
心臓部には自社製クロノグラフムーブメントのキャリバー01を搭載。スイス公認クロノメーター検定協会、通称C.O.S.C(Contrôle officiel suisse des chronomètres)の認定を受けており、性能は折り紙付き。
年を重ねるごとに進化してきたクロノマットに、初代の息吹を吹き込んだ1本。2022年の相棒にぜひ選んでみてほしい。
BREITLING
クロノマット B01 42
品番:AB0134(AB0134101G1A1)
素材:ステンレススチール
サイズ:縦42㎜×横42㎜
防水:200M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:635,000円(税込)※USED
国内参考定価:979,000円
【付属品】
外箱、内箱、保証書(2020年12月)等が付属
※価格は2022年1月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
これまでのクロノマットは、サイズの大きさや鏡面仕上げパーツの多さから、ビジネスで着用するというよりもカジュアルなシーンで映える印象がありました。新しくなったクロノマットは、サイズの縮小とルーローブレスレットの効果からかスーツスタイルにも溶け込みやすく、これまで以上に大人びた印象です。
ターゲットが変わったというよりも、過去に購入していた人たちの年齢の成長に合わせた変化といいますか、若い頃にクロノマットを購入していた人が、改めて年齢を重ねてから購入するクロノマット……という感じです。(伝わりますかね?笑)
とまぁなんだかんだいっても、クロノマットがカッコいいことに変わりはありません。ブレスレットは好みが分かれるかもしれませんが、腕に巻いてみると時計単体で見る印象とはまた違って見えるはずです。
もし気になる方は、ぜひお店で手に取って見てみてください!
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |