ブレゲ マリーン5517 「フルモデルチェンジ」【今週の逸本 Vol.167】

2020年にフルモデルチェンジをした『マリーン』

世界5大ブランドの一つとして確固たる地位を築く「ブレゲ」。

今回ご紹介する『マリーン』は、現代のトレンドをブレゲとしての解釈で表現し、ネオ・クラシック様式と絶妙に融合させたラグジュアリースポーツコレクションである。

当連載でもマリーンコレクションはいくつかご紹介してきたが、今回セレクトしたのは2020年にフルモデルチェンジをはたした最新の1本。ブルーの文字盤に美しいギヨシェ彫りが施された『マリーン 5517』だ。
（▶︎▶︎過去に掲載したマリーンコレクションはこちら）

まず目を引くのは、青く輝く文字盤だろう。
本モデル発表の2020年前後は、多くのブランドがブルーの文字盤を採用。元々時計ファンのなかでは根強い人気のあったブルー文字盤だが、それを境に一気に市民権を得て、いまや定番の人気カラーとなった。

ただ、ブルーと一口にいっても、その濃淡や光沢で雰囲気は変わるもの。本モデルの文字盤はネイビーブルーに近く、中央のギヨシェ彫りと相まってとても気品溢れる仕上がりになっている。

本モデルのストラップはラバーで、ケースとストラップの接合部は段差を無くすような構造に。ストラップのバックルは“マリーン”の名称らしく、舵を模したデザインになっている。

ケースバックはスケルトンになっており、そこからのぞくローターもバックル同様舵の形に。ムーブメントは機能美の集大成で、いつまでも眺めていられる美しさだ。

ラグジュアリースポーツウォッチが台頭してから久しいが、ブレゲのマリーンはラグジュアリーとスポーツ、そしてクラシックが融合した稀有な1本。オンオフ問わず使える懐の広さで、長く愛用できる相棒となってくれるだろう。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

マリーンコレクションはロングセラーモデルで、2020年にフルモデルチェンジをしました。当初は装いの変化に賛否両論ありましたが、月日が経つにつれそうした声もなくなり今では正当に評価されています。

発表当時は流通量も少なかったですが、最近ようやく中古市場にも出回るようになりました。世界5大ブランドのタイムピースで、ホワイトゴールドのケースを使ったラグジュアリースポーツモデル。これで235万円というのはかなりお値打ちではないでしょうか。

少し大人なラグスポウォッチや現行のマリーンをお探しの方は、ぜひこの機会にお手にとってみてください。

腕時計に関する記事はこちらから

腕時計 - dino.network

腕時計 の記事一覧 - dino.networkは、上質な趣味や嗜好を愉しむことができるパワーピープルのために、2019年8月1日に創刊されたライフスタイルWebマガジンです。現代の社会では、日々生まれる新しいテクノロジーやカルチャーによって価値観が多様化しています。そんな多様性に即したさまざまな情報や可能性にキャッチアップし続けたいというマインドを持つ皆さまのために、誕生したWebマガジンがdino.networkです。

dino.network