スーパースターひしめく中量級にあって、玄人筋からの絶大の支持を受けるのがウェルター級のテレンス・クロフォード(米国=36戦36勝27KO無敗)。
元IBF世界王者のケル・ブルック(英国=41戦39勝27KO 2敗)を挑戦者に迎えた、WBO世界ウェルター級タイトルマッチの結果をお伝えする。

ウェルター級でのスーパーファイトか、一階級上げて機会を待つか?

今回の勝利で、クロフォードの評価はさらに上がることは間違いないが、いよいよ彼の今後の去就≒クロフォードが次に戦う相手を誰にするかは、ボクシング業界の大きな注目ポイントとなってきた。同じ階級のスーパースターとしては、生ける伝説マニー・パッキャオ、交通事故から生還したエロール・スペンスJr.がいるが、彼らとのファイトであれば、仮に無観客試合であってもペイパービュー(PPV)で大きなビジネスとなる=スーパーファイトになることは間違いない。しかし、ボブ・アラム率いるトップランク社にプロモーションを任せているクロフォードと、トップランク社と敵対するプロモーターのマネージメントを受けるスペンスやパッキャオのマッチメイキングは簡単ではない。

そしてさすがのクロフォードも2021年には34歳になるわけで、残りの選手寿命を考えたら、ビッグマネーを稼げるファイトをするにもあまり猶予時間が多くないことは明白。スペンスやパッキャオと試合できればよし、その見込みがないのなら 階級を上げてスーパーウェルターで4階級制覇やチャーロ弟(が ミドル級に転向する前に)あたりとの対戦を狙うという選択肢を選ぶかもしれない。

ファンからすれば、スペンス、パッキャオ、チャーロ弟(ジャーメル・チャーロ。双子の兄でミドル級王者はジャーモール・チャーロ)の誰と戦ってくれても見逃したくないファイトにはなるだろうが、クロフォード本人からしたら 上の階級の王者(=チャーロ弟)と戦うよりは今の階級で自分より小柄かつ年上のパッキャオと戦うほうが、リスクも少ないし(パッキャオが一番知名度あるので)金にもなると考えているに違いない。

いずれにしても、無敵のクロフォードとはいえ歳は取るわけだから(その意味でも40歳を超えているパッキャオは完全なる衰えを自覚してしまったら戦わず引退してしまうかもしれない!)、なるべく早いうちに どうするのか決めてしまいたいところだろう。
今回の完全勝利で、クロフォードの決断を迫る時計の針は一気に進んだと言える。
(もちろん敗北していたら、時計自体が破壊されてしまっていたかもだが)

画像: 【速報】ボクシングWBO世界ウェルター級タイトルマッチ テレンス・クロフォード vs ケル・ブルック

小川 浩 | hiro ogawa
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。
ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。

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