こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。前回 に引き続き、『映画 ドラえもん のび太の新恐竜』についてお話します。前回はネタバレなしの前振り回をお届けしましたが、今回は完全なるネタバレ回になります。まだ映画を観ていないという方はご注意ください!

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部

ストーリーと感想

画像: ストーリーと感想

のび太はジャイアンやスネ夫たちと恐竜博にやって来ました。さまざまな時代の迫力ある恐竜を目の前にし、のび太は慌てふためく様子。映画の初っぱなから恐竜シーンが観られたのは、生田晴香的にかなり嬉しいポイントでした。たったそれだけで恐竜ファンは喜びと感動で泣けます。愛ですね、えぇ。

恐竜の展示を見ているシーンに「どこか見覚えが…?」と、気付いた方もいらっしゃるかと思います。こちらのシーンは福井県にある福井県立恐竜博物館がモデルとなっており、今回映画の監修もされているそうです。

続いて、のび太たちは化石の発掘体験をします。そこでのび太は化石と思われるものを発見し、自宅へ持ち帰ることに。ドラえもんの道具「タイムふろしき」で化石を蘇らせてみると、なんとそれは恐竜の卵ということが判明!のび太は一緒に寝たりして卵を温めます。

『ドラえもん のび太の恐竜』(1980)や『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006)のオマージュですね。しかし今回の映画はリメイクではなく、これまで恐竜作品とは違います。

『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006)では、「ピー助」と名付けられた首長竜が卵から誕生しました。本来、首長竜は胎児として生まれるはずなので、個人的にはかなり違和感を感じていました。なぜ恐竜にしないのか?と思っていました。(物語なので何でもアリ、なのはもちろんわかっていますが…)

今回の『新恐竜』では、双子の恐竜「キュー」と「ミュー」が誕生します。ちゃんと恐竜が卵から誕生していたので安心しました。ジュラ紀の世界に行けば花はなく植物があり、白亜紀の世界に行けば花が誕生しているというところもしっかりしていたので、ドラえもんの恐竜図鑑が発売されたことや監修をつけていたおかげなのか、とにかく恐竜が生まれて正解、と思いました。

ちなみに細かい話ですが、のび太の部屋の机の右横の壁にはアニメではずっとパラサウロロフスの絵が貼ってあるのですが、映画ではそれがなくなっていたのが少し気になりました。(なぜ…!?)

のび太たちは、タイムマシンに乗ってキューとミューを白亜紀に戻しに行きます。途中間違えてジュラ紀に来てしいまい、アロサウルスなどの恐竜たちが登場したところは、恐竜ファンにとってかなりサービスシーンでした。(拍手)

無事に白亜紀に到着し、なんだかんだあって最終的に最大の翼竜ケツァルコアトルスがかなりしつこく凶暴な敵として登場していました。話の途中、ケツァルコアトルスにのび太とキューが海に落とされて溺死しそうになったときに、ピー助(声優、神木隆之介さん)のようなフタバサウルスが助けてくれたのはかなり涙モノでした。。

ここでやっと『ドラえもん のび太の恐竜2006』(2006)で卵から生まれたのはピー助で良かったんだと、アニメはこうやって繋がっていくんだ、、と感動しました。かわいいですからね、ピー助。

のび太たちが到着したのが白亜紀末ということもあり、話は次第に隕石が衝突するタイミングを迎えます。次々と恐竜たちが消えていき、絶滅してしまう様子は何度見ても泣けます。

そもそもなぜ絶滅したのかなど学べる要素があったのも良かったですね。「死なせやしない!」と、のび太が必死に恐竜が絶滅しない未来にしようと駄々をこねてたのは少しビビりました。

キューとミューについて

キュー(右)とミュー(左)

新恐竜ネイルにしてみました。緑色の子がキューでピンク色の子がミューです。これまで発見されたことがない恐竜だ!と、のび太は「ノビサウルス」と命名します。可愛いです。

画像: その他のネイル

その他のネイル

タイトルに“新恐竜”とあったので、新種の恐竜が登場するのでは!? という予想が当たり嬉しかったです。こうやって予想してみると楽しいし、話の話題にもなりますよね。

活発で元気に飛ぶミューとは対照的に、キューは体が弱く飛ぶことができません。のび太は自分もいろいろとできないことは多いですが、「ミューのように飛べるようになれ!」とキューを必死に練習させます。そう、自分のことは差し置いて(笑)

キューはミューと比べてしっぽが短いことが発覚します。しっぽが短いことからキューは元々飛ぶことができない恐竜なのでは?とも思いましたが、のび太は必死に飛べ飛べ言います。双子とはいえ体のつくりは異なるのに。。あまりのスパルタっぷりにキューは逃げ出したりして、ちょっとキューが可哀想になりました(笑)

のび太的にはキューが仲間と仲良くなれるよう親切心で言ってるのだろうけど、飛べない恐竜なのに何ムチャを言ってるんだ!と思いました…。もちろん、キューが仲間に受け入れてもらえなくて傷付けられたのは悲しくて泣きましたが、そういう生き物なんだからしょうがないでしょ!感満載です。

……なのですが、結局最後にはピンチでいきなり飛べるようになるんです!!!

…なぜ!?

あれだけのび太に練習させられていたので飛べて良かったとは思うのですが、一体なぜ飛べるようになったのでしょうか?これまでと違う腕の動かし方をした方が良いことに気付くなどそんな様子もなく、いきなり飛べるようになり不思議に思いました。

飛べるようになって仲間と仲良くなれたのは良かったのですが、皆と同じじゃないとだめな世界なんだとも思い知らされました。

人間も同じく皆と同じじゃないと攻撃されるって思っちゃう人いそうですが、そうではなくそれぞれの個性を大事にしてほしいところです。

ツッコミどころはあるけれど…

結論を言うと、感動が詰まった何回も泣ける素晴らしい映画でした。年齢問わず幅広く楽しめる作品になっていて、恐竜のことをよく知らない人でも恐竜に興味を持つようにできていたのは魅力的だと思いました。

画像: ツッコミどころはあるけれど…

特典の漫画(全5種類)を貰えたのも嬉しかったですし。

ではまた!

画像: 【ネタバレあり】『映画ドラえもん のび太の新恐竜』あらすじ&感想

生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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前回の「生田晴香、恐竜と生きる」はこちら

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