HUBLOT
1980年代のバーゼルワールドにて、腕時計「クラシック」を発表。新進気鋭のブランドとして鮮烈的なデビューを飾ったウブロ 。船の船体サイドに採光のためについている「舷窓」、フランス語で「HUBLOT」からインスピレーションを得たデザイン(ベゼルには舷窓を彷彿とさせるビス留めも)とブラックラバーのストラップは見るものを圧倒。その斬新さと新鮮なフォルムはたちまち一大センセーションを巻き起こした。2004年6月にはジャン=クロード・ビバーがCEOに就任。「フュージョン(融合)」コンセプトを掲げ、2005年4月のバーゼルワールドで新たなコレクション「ビッグ・バン」を発表。世界的大ヒットを収めた。
レザー×ブロンズで経年変化を楽しむ
当連載では、もはやおなじみとなったウブロのコラボモデル。
(過去にご紹介したウブロの時計はこちら)
今回セレクトしたのは、Vol.41にてご紹介した「クラシック・フュージョン クロノグラフ ベルルッティ」の現行モデルだ。※2020年12月現在
さて、何が違うのかは下の写真を見ていただいた方がはやいだろう。左が現行モデルで、右が旧モデルだ。
旧モデルは、ベルルッティを象徴するカリグラフィー(スクリット)が文字盤に刻まれていたのに対し、現行モデルはケース自体に彫り込まれている。
それに伴い、文字盤のヴェネチアレザーは非常にすっきりとした見た目になっているのがわかるだろうか。
そしてケースの素材も大きく変わり、本モデルはブロンズ(銅)製だ。
ブロンズは劣化しにくく、独特の風合いがある素材で、セラミックやチタン、ステンレススチールと比べると、非常に経年変化がしやすい。
この“経年変化”がポイントで、時計においてはそれが唯一無二の個性となるため、近年では非常に人気のある素材なのだ。
今回のベルルッティコラボは、ヴェネチアレザーとブロンズという組み合わせのため経年変化を楽しむにはもってこい。使い手次第で、ケースや文字盤の表情がガラッと変わる可能性もある。
余談だが、ブロンズの代表格(?)である10円硬貨同様に、お酢やクエン酸などでピカピカにすることも可能だ。(する人はいないと思うが……)
ちなみに、ムーンフェイズ銀座店にある写真の個体は、前オーナーによって旧モデルのベルトに交換されている。
オリジナルだとベルトへのカリグラフィーはなくシンプルなのだが、なかなかどうしてベルトにも文字があった方が一体感があってカッコいい……と思うのは自分だけだろうか。
本モデルは世界限定200本で、置かれた環境によっては1年とはいえ若干ビジュアルに違いが出ているはず。
もし、ベルトも含めて本個体が「気に入った」という方は、ぜひ早めにお店までご連絡を!
HUBLOT
クラシック フュージョン クロノグラフ
ベルルッティ コールドゴールド
品番:521.BZ.05IG.VR.BER19
素材:ブロンズ
サイズ:縦45㎜×横45㎜
防水:日常生活防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラウン
販売価格:1,950,000円(税込)※USED
国内参考定価:2,442,000円
【付属品】
内箱等が付属
※価格は2020年12月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
ブロンズの時計は、パネライやチューダーを中心に人気を博してきました。
時計界ではなぜか金などを使った時計よりも高くなる傾向があるんですが、これは経年変化による味わいや、唯一無二の個体へ変貌を遂げることを考慮した部分が大きいと思います。
ベルルッティコラボの場合、これまではヴェネチアレザーが目を引いていましたが、今回はレザーとブロンズという経年変化コンビ。
他メーカーのブロンズ時計とはまた違った趣きがあります。
“育てていける時計”として1本持っておくと、これからの時計ライフを長く楽しめるのではないでしょうか。
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
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TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00~19:00(日曜祝日~18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://www.moon-phase.jp/ |