A.ランゲ&ゾーネ リトル・ランゲ1 ムーンフェイズ 「ユニセックスなドレスウォッチ」【今週の逸本 Vol.133】

2017年に新しく生まれ変わったリトル ランゲ1

A.ランゲ&ゾーネのブランド復興第一弾として登場した「ランゲ1」。腕時計としては珍しいアシンメトリーなダイヤルに目を引くデイト表示（ビッグデイト）など、他ブランドの時計とは一線を画すタイムピースだ。

今回セレクトしたのはそんなランゲ1をベースにより意匠を凝らして作られた1本。ケースサイズを42㎜から36.8㎜に落とし、よりドレスウォッチ感の増した『リトル・ランゲ1 ムーンフェイズ』だ。

機能としては、ベースとなったランゲ1と大きく変わることはない。各数字のパネルが独立して表示されるビッグデイト（同ブランドではアウトサイズデイトと呼ぶ）、手巻き時計の稼働時間が一目で分かるパワーリザーブインジケーターなど基本構成は一緒である。

本モデル特有の機能としては5時位置に配置されたスモールセコンド内のムーンフェイズ機能がある。ゴールドの月や散りばめられた星々が時計の表情を変えてくれるため、見るたびに違う表情が楽しめるのも嬉しいところ。

オリジナルのランゲ1を知っている方であれば、各部の写真を見て決定的な違いに気づいたことだろう。そう、『リトル・ランゲ1 ムーンフェイズ』は、ダイヤル全体にギヨシェ彫りが施されており、ランゲ1（下写真参照）と比較するとかなり華やかな見た目に仕上がっているのだ。

ムーブメントは自社製キャリバーL121.2を搭載。パワーリザーブは72時間と長く使い勝手もいい。

裏蓋はシースルーになっており、切削・研磨・エングレービングなどさまざまな技法で仕上げられた装飾を楽しむことができる。とくに、ハンドエングレービングによって仕上げられたテンプ受けは必見だ。

本モデルには元々ホワイトカラーのストラップが装着されていたが、よりユニセックスに装着できるようにとムーンフェイズ銀座店にてブラウンカラーのレザーストラップ（ジャン・クロード ペラン製）に変更。

世界5大ブランドに数えられるA.ランゲ&ゾーネのドレスウォッチ。機能はもちろん、デザインや装飾も目を見張る仕上がり。ドレスウォッチをお探しなら、本モデルを選んでおけば間違いないだろう。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

ランゲ1にはいくつかバリエーションがあるのですが、時計の“顔”となる文字盤のデザインはこれまで大きく変わることはありませんでした。

しかし、2017年にリニューアルしたリトル・ランゲ1は、意匠を凝らしたデザインでこれまでのイメージを一新。ランゲ1コレクションの新たな選択肢として注目を集めています。

とくにサイズ感がいいんです。男性にはいま小ぶりな時計が人気で、女性の中では大きめサイズが流行っているのですが、この36.8㎜サイズはちょうどいいサイズで、ユニセックスに活躍できる1本としてオススメなんです。（その意味も込めてストラップを替えてます）

すでに日常使いの時計を持っている方であれば、フォーマルなシーンでの1本として選ぶのもいいですし、パートナーと兼用の時計として購入するのもアリ！ A.ランゲ&ゾーネという確かなブランドですからクオリティは保証します。ぜひチェックしてみてください！

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