世界スーパー・ミドル級の4団体統一王者のサウル・カネロ・アルバレスに、世界スーパー・ウェルター級4団体統一王者のジャーメル・チャーロが挑戦したが、カネロの堅い防御とパワーの前に、跳ね返された。試合結果は、カネロの3-0の12回判定勝ち。
チャーロ兄弟の未来?
とは言っても、カネロとの試合を経たチャーロ弟には、まだもともとの(4つの!)スーパー・ウェルター級のベルトが残っているし(チャンピオンであるし)、今後の彼の存在価値が軽減したわけでもない。今後、さらなるビッグファイトの機会を得られるチャンスもあるだろう。
これを機に階級を(ミドル級に)あげるのでは?と言われる彼だが、その階級には双子の兄のジャーモールがいる。彼と2人で団体を分け合うのもいいが、それではカネロに迫るスーパースターにはなれないだろうし、チャーロ兄弟も、カネロと同じ1990年生まれの33歳(2023年10月現在)。それほど長いボクサー人生が残っているわけではないチャーロ兄弟としては、これからの対戦相手の選び方に頭を悩ませることになるだろう。
(逆に言うと、チャーロ兄弟の弱みは、カネロとまったくの同世代であるということになってしまうのかもしれない)
株式会社リボルバー ファウンダー兼CEO。dino.network発行人。
マレーシア、シンガポール、香港など東南アジアを舞台に起業後、一貫して先進的なインターネットビジネスの開発を手がけ、現在に至る。
ヴィジョナリー として『アップルとグーグル』『Web2.0Book』『仕事で使える!Facebook超入門』『ソーシャルメディアマーケティング』『ソーシャルメディア維新』(オガワカズヒロ共著)など20冊を超える著書あり。