連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くす。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ。- dino.network編集部
恐竜おもちゃ
恐竜歴もうすぐ20年。生田晴香は恐竜が好きなので恐竜モノのグッズや服を何年も何年も集めています。(ゴジラも)
部屋に置いては毎日の目の保養とし、朝起きては“今日もこんなにもかわいい恐竜に囲まれて幸せだなぁ”と、家にいるだけで気分がよくなるという常に最高の状態にできるのです。
昔は今ほど恐竜モノのグッズや服がなかったので見つけ次第買っていましたが、今では恐竜モノが売ってるところがどんどん増えてきたので、買う時は厳選するようになりました。
恐竜モノのフィギュア、ぬいぐるみなど気になるのは手に入れ家に連れて帰り、何ヶ所かに分けて置きます。
ぬいぐるみを買う時は、同じ恐竜のものでもパーツの位置が1ミリでも違うとそれぞれ表情が違ったりするので、顔をしっかり見て一番かわいい子を買います。
そして名前を決めるのです。こうやってどんどん増えていきます。可愛いでしょう!
他人から見たら1人遊びになりますが、うちにきた恐竜おもちゃはディズニー映画『トイ・ストーリー』や、夜になると展示物が動き出す不思議な博物館映画『ナイトミュージアム』みたいに、自分が見えていないところでは恐竜たちは勝手に動き出す設定にしております。
家に自分がいなくても恐竜たち皆で遊びに行ったり仲良くしている。と信じ込んでいるので、家に帰れば恐竜たちに「今日何食べた?」など話しかけ「皆で焼肉食べ行ったー」と返事が返ってきます(自分でしてる)。
子どもの頃はぬいぐるみだけではなく、空気を入れて膨らますティラノサウルスの恐竜と一緒に寝てたのですが、空気が抜けてぺしゃんこになっていくものだとは知らず、いつの間にかぺしゃんこになっているティラノサウルスにショックを受けました。
「死んだの……? なんで……」とまじ泣きです。
どうしてもこのままでは嫌なので生き返らせたいと、綿を買ってきて穴を開けて綿を詰め接着剤でとめました。まるで手術です。
この時のショックを忘れられず、二度と空気モノは買わない死なせないと心に決めました。思い出し泣きとかいつでもできちゃうんですよ。
これはさすがに子どもなら通る道だと思うのですがどうでしょう!(ゆうて高校生の時だがw)
以前コラムにも書きましたが 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』×『たまごっち』コラボおもちゃで遊んでいました。
たまごっちって、死ぬんですよね……。
ずっと変わらずそのまんまで生き続けて欲しいのですが、どんどん死んでどんどん新しい子を育てていくというゲームなので、死んだときのショックがでかすぎてこのゲームができなくなり封印しました。
プレステとかの恐竜ゲームとかでバトルで死んだとかならそこまで悲しくないのですが、たまごっちも家にいる家族としているので一般的にペットが死んだのと同じような感覚になるのです。
と、こうやって当たり前に家の中では恐竜との暮らしを楽しんでいるわけですが、こうして見てみるとやばい人ですね……。
ですが! こうやって文章にしてみると「設定」というのがちゃんとわかっているだけマトモなのでは? と思ってきました。
「うちの恐竜たちは生きてるもん!」と、必死になってないだけ現実を受け止めている人間だとわかっていただきたいところです。
設定のはずが……?
ここ何年かはクレーンゲームでゲットしたアニメのゴジラと寝ています。
自分の右にアニゴジ(名前はアニ)を置いて布団をかけて寝るわけです。いびきはかかないし寝相はいいので起きたらアニがどっか飛ばされているなんて事はありません。
それがですよ。
朝起きると、自分の右に寝ていたはずのアニが左に移動し寝ている状態になっているのです!
寝ぼけて移動させたのかと思いましたがきれいに布団入って顔だけちゃんと出しているんですよね……。
自分の左にアニを寝かせてる時は右に移動する事はないのに、どうやら左に行きたがるんです。
これは妄想ではなく、やばい薬をやっているわけではなく本当で、理由がわからないので毎回不思議に思ってます。アニに聞いても喋ってくれないのでわからないのです。
右から左に移動事件は何回かあり、うっすら半分起きて布団の中で自分の上を移動される感覚さえあるときまでありました。
原因を考えて見たところ、左にはたくさんの恐竜たちが並べられているので皆のところへ行きたかったのかもしれません。大切にしすぎたからこそ本当に生命宿ったのでは? と思っています。
移動されたところで消えるわけではないし、運は良いままなのでとくにお祓いなど何かするわけでもなく恐竜たちに囲まれる生活をこのままし続けています。
信じるも信じないもあなた次第!
ということで、次回からの恐竜コラムは『singles』に移動します。今後はそちらでお会いしましょう。では!
生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。