ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX（ロレックス）。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。
時計は当時のまま！
高級腕時計の代名詞として知られるロレックス・デイトナ。これまで当連載では新旧さまざまなモデルのデイトナを取り上げてきた。なかでも手巻きデイトナの最終モデル『Ref.6263』はコレクター垂涎の1本として人気で、その価格は1千万円を優に超える。（▶️▶️以前紹介したモデルはこちら）
今回セレクトしたのは以前ご紹介したRef.6263と同じもの……なのだが、思わず「素晴らしい」とため息が出てしまうほどミントコンディションな1本。発売当時の状態を限りなく残した『デイトナ Ref.6263』だ。
デイトナ Ref.6263
以前ご紹介した「Ref.6263」は、文字盤やプッシャーボタンはオリジナル（発売当初のまま）だったものの、ベゼルがロレックスのオーバーホールにより交換されてしまっていた。正規パーツへの交換のため機能としては問題ないのだが、交換されていると残念ながらアンティーク/ヴィンテージウォッチとしての価値は下がってしまう。（とはいえ1380万円であった）
今回ご紹介する『Ref.6263』は、文字盤、プッシャー、ベゼル、ストラップに至るまで、すべてが当時のまま残っているという1本。
ビッグデイトナの所以である大きな「DAYTONA」表記
初期のベゼルと初期のプッシャー。消耗品であるプッシャーは高確率で交換されてしまうため、本モデルは非常に価値が高いといえる
「T SWISS T」は夜光にトリチウムが使われていることを表す表記。ドットの夜光は日焼けしているのが分かる
ブレスレットのクラスプコードは「F」。本体と年代も合っている
文字盤全体のコンディションもとてもよく、なんと裏蓋には出荷時に貼られていたシールも残っている。
出荷時に貼られていたシール。ここまで綺麗に残っているものはほとんどない
さらに、本個体には当時の付属品等がしっかりと残っており、ヴィンテージロレックスとしての価値はかなり高い。
1981年・1982年のカレンダーや説明書などの付属品もしっかりと残っている
箱には品番の書かれたシールが貼られている
こちらは当時の販売タグ。持ち主が大切に保管していたのが分かる
その価格はなんと1898万円!! 時が経つにつれてその価値はまだまだ上がるはずだ。
これほどの個体はまず見つけることが困難であり、おそらく当記事が掲載される頃にはすでに売れてしまっている可能性も。もし探していたという方は、まずムーンフェイズ銀座店にお問い合わせを！
ROLEX
ビッグデイトナ Ref.6263
品番：6263
素材：ステンレススチール
サイズ：縦37㎜×横37㎜
防水：-
ムーブメント：手巻き
文字盤：シルバー
販売価格：18,980,000円（税込）
※ヴィンテージ（1980年前後）
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書が付属
※価格は2023年9月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
これほど綺麗な個体は滅多にありません。数年に1本出るか出ないか……こんなミントコンディションの『Ref.6263』が入荷するのは、2020年代では最後の可能性すらあります。
探している方も多いモデルであり、なかでも本個体は極上の1本に間違いありません。コレクターの方はぜひチェックを！
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
|---|---|
| TEL | 03-5250-7272 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00（日曜祝日〜18:00まで） |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | https://moon-phase.jp/ |
