【スペシャルインタビュー】チョコレートジャーナリスト市川歩美氏に聞く「ワールドチョコレートデー」 とは
── 市川さんが「ワールドチョコレートデー」を知ったきっかけは?
数年前になりますが、SNSで繋がっている海外のフォロワーさんからメッセージをもらったのがきっかけです。7月7日に「Happy World Chocolateday!」という メッセージが送られてきて、Instagramでハッシュタグをチェックしてみると、 たくさんのチョコレートの写真が投稿されていました。海外ではこんなに盛り上がっているのか!と驚き、すぐに関連記事を書きました。
── 海外の「ワールドチョコレートデ—」では、どのような楽しみ方をしていますか?
自宅でチョコレートケーキを作ったり、家族でチョコレートを食べながら記念撮影してSNSに投稿したり、チョコレートを思い思いに楽しんでいます。チョコレートがテーマの映画を見るなど、チョコレートのことならなんでも!いつもは ダイエットで甘いものを控えている人も、”自分を甘やかす日”としてお気に入りのチョコレートを食べて楽しんでいたりします。あとは、チョコレートの作り手やブランドも「ワールドチョコレートデー」には発信に力を入れます。夏限定品の発売やフェアを開催して、チョコレートを盛り上げています。
── 市川さんは、日本で「夏こそチョコレート」と提唱されていますが、なぜですか?
夏も美味しいチョコレートがたくさんあるのに、日本では「チョコは秋冬のもの」という固定観念がかなり強くあると思うんです。日本もそうですが、世界的にも気温があがる夏は、チョコレートの消費量が下がります。7月7日の「ワールドチョコレートデー」をきっかけに、夏のチョコレートを楽しみ方が広がることは、チョコレート業界はもちろん、カカオ 生産国の農家、生産者さんへの貢献につながり、SDGsを考える上でメリットがあります。この日は、地球や環境に優しいソーシャルグッドな商品を選んで楽しむというのもいいですね。
── 夏におすすめのチョコレートや楽しむポイントやおすすめを教えてください!
みなさん、見逃しているかもしれませんが、実は夏だからこそおいしい限定チョコレートがたくさんあります。例えば、夏といえばのチョコミント、冷やして食べるとおいしいチョコレートや柑橘系フレーバーで作ったさっぱりとしたチョコレートなども。夏限定の冷たいチョコレートドリンクやパフェ、デザートも見逃せません。渋谷スクランブルスクエアにはおいしい夏チョコ、夏チョコデザートが揃っています。夏チョコアンテナをたてて出かけると、新しい発見があると思いますよ!