ファッションと同じく愛車にも個性を求めるなら、まずは足もと=アルミホイールから変えてみるのはどうだろう。世界が認めた「鍛造」の技が生み出すBBSホイールなら、デザイン性でも機能性でもブランド力でも、すべてに満足がいくハズだ。(写真:小平 寛/永元秀和/井上雅行/BBSジャパン)

超超ジュラルミンやマグネシウムなど、新素材にも挑戦的

画像: 富山県高岡市福田六家にあるBBSジャパン高岡本社・工場。

富山県高岡市福田六家にあるBBSジャパン高岡本社・工場。

カタログモデルとして市販されているBBSの製品ラインナップは、現在21種類を数えている。

画像: BBSの“顔”とも言うべきLM。写真は2018年にリミテッドカラーとして限定発売されたコーディネイトだ。

BBSの“顔”とも言うべきLM。写真は2018年にリミテッドカラーとして限定発売されたコーディネイトだ。

前にご紹介したスーパーRSや、1994年にリリースされて以来の定番「LM」など、息の長い代表作も多い。どちらも鍛造で作られたディスク部分をリムと組み合わせて作る2ピースタイプで、とくにLMは、これまでリミテッドモデルも含めた多彩なカラーバリエーションがリリースされてきた。

画像: もっとも手前に並んでいるのが、SUV専用に開発されたRE-X。ブラックとダイヤモンドカットのコンビネーションが上質感を高めている。

もっとも手前に並んでいるのが、SUV専用に開発されたRE-X。ブラックとダイヤモンドカットのコンビネーションが上質感を高めている。

ひときわ高い生産精度が要求される鍛造1ピースとしては、RG-FやRG-Rが定番中の定番。最近では、人気のプレミアムSUVに似合うRE-Xがラインナップに加わっている。これもやはり鍛造で作られた1ピースモデルだ。

レーシングイメージが気になるなら、同じく鍛造1ピースのRI-Aなどはまさに、スーパーGTシリーズ用ホイールの設計思想・デザインを市販型に仕上げたもの。同様のデザインは、BBSが世界に先駆けていち早く市販化にこぎつけた超超ジュラルミン製鍛造1ピースホイール、RI-Dにも採用されている。

徹底した軽さを追求する「BBSらしい」製品のひとつが、このFI-R。細身のスポークにさらに穴あけ加工を施す。

BBSは新しい素材に対する取り組みにも積極的で、強度と耐久性に優れた超超ジュラルミン素材の軽量1ピースホイールを他に2種類もラインナップ。さらに軽量なマグネシウム素材の鍛造ホイール、FZ-MGをリリースしている。

9000トンから1万2000トンへ。大いなる飛躍の時

画像: 富山県高岡市四日市に建設された、新しい塗装工場。BBS製品に対する信頼が、ここからさらに高まっていく。

富山県高岡市四日市に建設された、新しい塗装工場。BBS製品に対する信頼が、ここからさらに高まっていく。

BBSホイールを製造しているBBSジャパンは2019年から2020年にかけて、大きな変革の時を迎えた。富山県高岡市に新しい塗装工場を設立し、これまで以上に高い製品精度を目指した取り組みをスタートさせたのだ。同時に、同じく高岡市にある本社工場では、新たに大型プレス機を導入している。これまでの最大は9000トンだったのだが、1万2000トンのプレス機が追加配置された。

こうした設備投資は主に、大径化が進む純正ホイール業界のトレンドに対応したものだと言う。これからますます、スポーティであると同時にプレミアム感溢れるBBSらしい「逸品」たちが、数多く市場にリリースされることになりそうだ。

画像: 匠の業・珠玉の鍛造「BBS」ホイールで魅せる愛車の足もと

神原 久|Hisashi Kambara
Motor Magazine誌など自動車雑誌の編集者としてはや30年が経過。「寄り道」と「回り道」が好きで、自動車以外にも五輪写真集や美人アスリート本、外国人ジャーナリストの文化論的単行本など、さまざまなジャンルの媒体編集を担当。特技はバレエ。趣味はゴスペルとバドミントン、配信動画鑑賞。

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